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2011年1月12日水曜日

Mac の日本語フォルダ名を英語表記しない理由

Mac の日本語フォルダ名を英語表記にする方法はよく知られていると思います。

以下の話は、その逆です。つまり、ある種のソフトウェアを使うと、いつの間にか日本語フォルダ名が英語表記になってしまいます。それがどういう名前のソフトウェアか、それは忘れてしまいました。そんな状態になった場合に何か不具合が発生しないでしょうか?

結論を申せば滅多な事では不具合が発生しません。英語表記になれば「システム」は「System」と表記されますし、「アプリケーション」は「Applications」と表示されます。そのようなフォルダを Terminal を使って内部ファイルを眺めてみると日本語ローカライズを示す「.localized」というファイルが存在しません。

「アプリケーション/ユーティリティ/ターミナル」を起動。
cd /Applications
で、アプリケーションフォルダへ移動。
ls -la .localized
と入力してみれば、「.localized」というファイルの有無が判明します。
無くなった「.localized」というファイルを復活させるには、Mac OSX が起動可能な別ドライブの同じフォルダから「.localized」というファイルをコピーしてくれば日本語フォルダ名が復活します。そんな面倒な事は嫌いだという人は、ターミナルから
touch .localized
とやってファイルを作成してもいいです。要するにファイルの内容はどうでもいいのであって、.localized という名称のファイルが存在すればいいのです。

さて、「iLife 11」というアップル社純正のソフトウェアがあります。「.localized」というファイルが存在しない OSX 10.6.5 で、このソフトをインストールしようとすると失敗します。どうしてでしょうか?順番にソフトをインストールしてゆくと「GarageBand」だけがインストールできないのです。すると「iLife 11」のインストーラーが部分的に壊れているのでしょうか?「.localized」というファイルが存在している OSX 10.6.5 で、このソフトをインストールしようとすると何の問題も発生しません。

という事は、このインストーラーは OSX の言語環境と/Applications/.localized というファイル内容の一致を確認しているのでしょうねえ。一致していないと困るのでしょうね。例えば「.localized」が無くても iPhoto はインストールできますが、それをインストール後に/Applications/.localized を復活させると iPhoto が起動不能になっています。まあ、再インストールが必要になるという事です。

二度目の結論です。「.localized」はあまりいじらない方がいいでしょう。

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