| 電圧 | 容量 | 個数 |
|---|---|---|
| 16V | 220μ | 4個(axial) |
| 16V | 220μ | 1個 |
| 16V | 470μ | 4個 |
| 16V | 47μ | 13個 |
| 35V | 22μ | 7個 |
| 35V | 4.7μ | 3個 |
さて、Amiga2000の分解をしましょう。 EGGマウスはMSX仕様を改造してAmiga用にしたものですので。
アキシャルタイプのコンデンサーは交換が少し困難でした。
交換途中です。 たっぷり半日。
| 電圧 | 容量 | 個数 |
|---|---|---|
| 16V | 220μ | 4個(axial) |
| 16V | 220μ | 1個 |
| 16V | 470μ | 4個 |
| 16V | 47μ | 13個 |
| 35V | 22μ | 7個 |
| 35V | 4.7μ | 3個 |
さて、Amiga2000の分解をしましょう。 EGGマウスはMSX仕様を改造してAmiga用にしたものですので。
中古の Amiga1200を使っていて今まで気が付かなった不具合があった。 気が付かなったというのは、Amigaのビデオ出力をNTSCだけで使っていたから。
それを最近になってRGB出力経由で15KHzのモニターに接続してみたのだ。
するとどうだろう、フロッピードライブにアクセスがある度にモニター画面が暗転するのだ。 ドライブにフロッピーディスクを入れてなくてもアクセスは約2秒毎に発生するのですから、 これは使いものになりません。
でも、こんな問題は電解コンデンサーが古くなったのが原因だろうと考えて、コンデンサー を新しい物に交換してみました。でも状況は好転しませんでした。
この現象をFlickerと呼んでいいのかは別にして、 とりあえずFlickerと呼んでおきます。
ネットを検索していますとFlicker現象の問題発生の 報告がありました。最後の方に検索にひっかかったのはDACチップの基準電圧の問題でした。
出典がどこにあったのか忘れてしまいましたが、それによると、 いつの頃かわからないがAmiga1200のDACチップが新しいチップに交換されたらしい。 DACチップの基準電圧として1.2Vを入力する必要があった(古いDAC)のだが、新しいDACチップ では1.2Vの必要が無くなったらしい。その移行がスムーズに行けばよかったのだが 一部フィリッピン辺りで製造されていたマザーボードでは古いDACが無対策のまま出荷されたとの事。 その結果フロッピーディスクドライブにアクセスするとDACへの基準電圧が低下して Flickerが発生する事があるとの事。
Amiga1200のマザーボードになるDACチップのすぐそばに8pinSMDの未取付ランド(D215)がある。そこが1.2V 電圧をDACチップに送る部分です。
対策として、ここに2.0~4.0μFの電解コンデンサーを(-側が4pin,+側が8pin)接続するか、 1.2Vのツェナーダイオードを接続するか、LM385という8pinのSMDを取り付けるといいのだそう。 1.2Vのツェナーダイオードなんてどこを探しても無い!電解コンデンサーは何だか気が引ける。 LM385を探してみたらありました。LM385M-1.2/NOPBという型番。1.2というのは1.2Vという意味 なんでしょうねぇ。
それを取り付けたのが下の写真です。取り付けは簡単に4pinと8pinしか半田付けしていません。 これでFlickerが出なくなりました。
本Amiga1200のkickstart ROMは3.1ではなく3.0でしたので、古いAmiga1200を持っている人には参考になるかもしれません。
【追記】その後、よく調べてみたら古DACの型番が「ADV101KP30」、新DACの型番が「VP101-3BA」のようですね。なので本Amiga1200は新DACですね。つまりFlicker対策版のDACでも30年程の時間経過でFlickerが出現したという事なのでしょう。
https://www.apple2faq.com/apple2faq/apple-c-rom-versions/
ここにApple IIc ROMに関する情報がある。
ROM versionの確認にはBasicから
print peek(64447)
とすれば番号が得られる。
ROM255は255
ROM0は0
ROM3は3
ROM4は4
以下に記すのはROM255からROM0へhardware updateの手順。
当然ながらROM0のROMも必要です。そのデータは
https://mirrors.apple2.org.za/Apple%20II%20Documentation%20Project/Computers/Apple%20II/Apple%20IIc/ROM%20Images/
などに公開されているようなので、必要に応じてROMを製作出来そうです。
1) Apple IIcの筐体からマザーボードを取り出す。
2) W1のジャンパーを切り離す。ある種のナイフを使う、とありますが、MOBOを傷つけないように。
3) W2のジャンパーを半田ごてを使って半田ブリッジ(shortage)。
4) ROM0をROM255を取り外したICソケットに挿入。ICの切り欠きが左側になるように。
5) 気を付けてApple IIcをくみ上げる。
ROM255からROM0になって何がメリットになるか
A) IIcの自己診断ができる。起動時に左右のapple キーとリセットキーの3個を押さえて電源を入れると、チェッカーボードをモニター画面に約1分間表示し自己診断モードになる。問題が無ければ"System OK"となる。
B) 3.5インチ 800Kの容量があるUnidisk(model_num:A2M2053)を使えるようになる。ただし、Apple 3.5 drive(model_num:A9M_0106)は使えない。
C) SmartPortが使えるようになる。
ROM3は新しいマザーボードとなりROM0のユーザーにアップルからアップグレードは提供されなかった。
指で押さえる部分をキートップと云うなら、そこから下側をキースイッチ(KS)と云う。 スイッチというくらいなのだからキーボード基板の回路をオン・オフするだけのパーツだ。 そしてこのスイッチを分解してみると底部の細いプラスチックが粉々に砕けて、 一部その破片がスイッチのオン・オフを妨げていた。
上図、左上にバネと壊れたプラスチック・パーツが見える。
そこで、このKSの中古品が無いかと探し始めたのだが名称がわからない。
右側が、今回取り外したKSで左側がeBayで入手したIIe用のKSを頌っていた物だ。左側のKSの型番は「SMK J-M0404」。
こちらの写真で分かるようにキーボード基板に挿入するピンの間隔が2mm程違う。つまり、まったく使えなかった。確かにApple IIeでも使われていたようだが、これは違った。
さて、問題は取り外したKSだけど、型番は案外簡単にわかった。まあ調査不足だったわけ。
問題のKSの型番は「ALPS SKCC」シリーズのよう。
https://telcontar.net/KBK/SwitchCollection/series?id=29
SKCC seriesの中でもcream tallがApple IIe用の製品らしい。Parts number: SKCCAF
そういった情報を元にeBayを探してみると、ありました。
このKSはApple IIからApple IIeにかけて使われた製品のよう。
そしてSMK J-M0404の方はApple IIeからApple IIe platinumにかけて使われたKSのようです。
200V 680uF *2
35V 220uF *2
16V 3300uF *3
25V 220uF *1
50V 1uF *5
50V 10uF *2
25V 47uF *2
コンデンサー購入の注意点では680uFの製品なのですが、電源基板上にはほとんど余裕が無いので、200V以上の製品になると多分取り付ける事が困難になると思います。
交換前の680uFコンデンサー2個です。大きいです。
そのコンデンサーの上方にPinソケットがみえます。電源基盤を取り外すときは、このソケットを外します。
680uFのコンデンサーは基板上に基板と同系色の接着剤で固定されていました。最初は気が付きませんでした。ただ、接着剤を処理しないことには、コンデンサーを取り外しできません。
コンデンサーを取り外したところです。右上は新しいコンデンサーに交換後です。見てわかるように周囲との隙間がありません。取り外したコンデンサーの基板上に残った接着剤が見えます。
三個のコンデンサー16V 3300uF です。
電源出力ラインの集合です。右側の少し奥にファン用電源の3ピンが見えます。
ファン用電源の3ピンを上から見たところです。
PISTORMを動作させるには目下、Emu68と今回のようなソースコードからコンパイルする2通りの方法があります。個人的な感想を述べれば、Emu68の方が簡単ですね。
これをRaspberry Pi ImagerでSD cardに先ほどダウンロードしたZIPファイルを指定して書き込みます。
具体的にはCHOOSE OSで「カスタムイメージを使う」を選択してSD cardに書き込みします。 なお、その際にSSHとWiFiの設定は済ませておいた方が便利です。後でもそれらの設定はできるのですが、Pi2WにUSBキーボードを接続しないといけません。そのUSBケーブルもMicroUSB変換しないとPi2Wに接続できません。そしてRaspberry Piの方に先ほど書き込みの終わったSD Cardを挿入してWindowsマシンとUSBケーブルで接続します。 あらかじめWiFiを設定しているとPi2Wはブート時に自動的にWiFiに接続されるのでSSHでホストマシンから操作できます。なおPi2WのIPアドレスを調べるには"Advanced_IP_Scanner"などを使うといいです。Windows10上のSSHクライアントはTeraTermを使いました。
Pi2Wにログインし以下の入力をします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install git libsdl2-dev
git clone https://github.com/captain-amygdala/pistorm.git pistorm
cd pistorm
make
エラーが出ていなければ、"emulator"という実行ファイルができているはずです。
次にOPENOCDのINSTALL
sudo apt-get install openocd
OPENCDでは無くてOPENOCDですので。これを勘違いして1月程悩みました。
その後
./flash.sh
sudo ./emulator
で動作するようなります。ただそれではAMIGAの起動時にPISTORMが起動しないので自動起動するように設定します。
sudo vi /etc/systemd/system/pistorm.service
に以下の内容を書き込みます。
[Unit]
Description=PiStorm emulator
After=network.target
StartLimitIntervalSec=0
[Service]
Type=simple
Restart=always
RestartSec=1
User=root
ExecStart=/home/pi/pistorm/emulator
WorkingDirectory=/home/pi/pistorm
[Install]
WantedBy=multi-user.target
ここまででも、エミュレーターとして動作するのですが、設定ファイル(default.cfg)に便利な設定をしてしてゆきます。ここでもかなり悩みました。まず、default.cfgがありません。それにはamiga.cfgというファイルがありますので、これをコピーします。
cp amiga.cfg default.cfg
この設定では同じディレクトリーにkick.romが無いといけないので、kickstartファイルを入手出来ない場合は、上記の設定内容を書き換えるか、設定してはいけません。 個人的にはAmigaForeverからkickstart ROMファイルを購入しました。AmigaForeverは、2025年6月頃に最新のアップデートがあったようで、最新版を入手しました。 ところがdefault.cfgを作ってからpistormがうまく動作しなくなりました。なので、その内容を調査してみました。すると
map type=rom address=0xF80000 size=0x80000 file=kick.rom ovl=0 id=kickstart
の行をコメントアウトして
#map type=rom address=0xF80000 size=0x80000 file=kick.rom ovl=0 id=kickstart
とするとpistormが動作するようになりました。
この行が何をしているかというとkick ROMファイルを参照して、OSを起動しようとしている箇所です。これで何日か悩みました。 でkick.romファイルが壊れているという結論になりました。そこで某所からダウンロードしたkickstart_2.0.romファイルなるものを使いました。 すると再びpitormが動作開始しました。なおPi2Wにkick.romファイルを転送するには初めてWinSCPを使いましたが、これは便利ですねぇ。 Pi2Wのpistormディレクトリに転送したkickstart_2.0.romファイルの名称をkick.romに変更します。
mv kickstart_2.0.rom kick.rom
(後々、考えてみるとAmigaForeverのkick.romが壊れていた、というのでは無いようですね。というのもこう言ったソフトでkickstartROMファイルをチェックする際、どうやらCheckSumを調べているようなのです。つまりAmigaForever11版のROMファイルは新しいので、古いpistormソフトでは認識してくれないというのが実情のようです。)
ここで簡単にAmigaOSの説明をしますとkickstartというのはMS-DOSのようなものです。まあOSです。そしてその上に乗っかるのがWorkBenchです。これはMS-DOSの上に乗っかったWindowsという例えでしょうか。まあGUI-interfaceですね。でAmigaOSには世代がありまして、
最初のAmiga1000には
kickstart1.2
次の世代Amiga500,Amiga2000には
kickstar1.3
という具合です。ですのでAmiga500などが新しいOSを使おうとするとkickstart2.xなりのROMチップを海外から個人輸入しないといけませんでした。それを思うとネットからダウンロードしたファイルを使えるのですから便利になりました。
| 電圧 | 容量 | 個数 |
|---|---|---|
| 10V | 220μ | 3個 |
| 10V | 1000μ | 4個 |
| 16V | 680μ | 1個 |
| 16V | 330μ | 2個 |
| 250V | 47μ | 4個 |
【参考】 (1)回路図とパーツリスト:https://bitsavers.org/pdf/apple/power_supply/Astec_Power_Supplies_Aug82.pdf