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2010年12月24日金曜日

洋楽

1966年。
当時小学生だった僕は女生徒が「ビートルズ」にキャーキャーを嬌声を上げているのを聴いて何がそんなに面白いのだろうと思っていました。
音楽と云えば、学校で教えていた文部省唱歌、民謡、はたまた演歌ともワークソングともつかない曲しか聞いた事が無かったのです。

1969年。
その頃からラジオの深夜放送を聞くのが流行し始めました。そんなに面白いものなのかと不思議に思いながら深夜放送番組を探してみました。文字通り探したのです。
今で云う「パーソナリティ」が登場するラジオ番組は、大阪の朝日放送(ABC)や毎日放送(MBS)でしたが、受信状態が悪く、聞く事は不可能でした。そこで、屋根の上に長いアンテナを引っ張ったのです。長いと云っても十数メートル程度で、短波帯域で使うしろものでしたが、実用にはそれで充分でした。深夜になって、ラジオから流れてきた音楽を聞いて、僕は肝をつぶしてしまいました。それはレターメンの「涙のくちづけ」でした。歌詞の意味は半分も分からなかったけれど、甘いハーモニーは一瞬で僕を魅了してしまいました。翌日はダイナミックに躍動するトム・ジョーンズの「ラブ・ミー・トゥナイト」に、、、。こんな音楽があったんだ。

それでも、ビートルズがいいなぁ、と感じるまでには、さらに3年の月日を要しました。

昨今ではインターネットでラジオの配信も手軽に聞けるようになりました。MacKHTV というファイルは MacKeyHoleTVというラジオ(や配信中のTV番組)聴取用ソフトウェアです。これを使うと、大きなアンテナを使わなくてもABC,MBSを聞くことができます。

2010年12月20日月曜日

年末のお買い物

岡山県の東の端っこにある日生まで出かけてみました。

前回ここへ来たのは、20年前の秋。ミカン狩りに、日生沖の島まで、日生港から船に乗りました。
その前は25年前の夏、赤穂から赤穂線に乗って東岡山駅までの仕事帰りの途中に立ち寄りました。
まあ、そんな感じで、近年は行く事は少なくなっていました。
でも30年以上前なら、年末になると毎年、否、年に何度も、カキやシャコを買いに来ていました。

当時は、日生駅から港の方を向いて右側の漁協で朝市が開かれており、車を路上駐車したままで、買い物をしていました。しかし、現在では日生港の左側の道を日生湾に沿って南へ行くと五味の市という広い駐車場付きの朝市が出来ていました。

この辺りは昔は海だったような気がします。小さな山があってその周囲を海沿いにぐるりと回るような細い道があって、道沿いに沢山のカキ殻の山ができていたような。

これ、五味の市の建物なんですが、手前にノボリがあって、よく見ると「いきなり団子」って書いてあります。
「いきなり団子」とはテレビアニメのケロロ軍曹で出てくる想像上の団子名だと思っていました。団子ではなくて名物という牡蠣入りお好み焼き、通称カキオコを食べました。うまかった。

帰り道に山陽町の生本酒造、ではなくて赤磐酒造へ寄ってみました。
昔から洋酒は各種の物を飲みましたが、日本酒はあまり好きになれませんでした。それには幾つかの理由があったのですが、今ではその理由も忘れてしまいました。

吟醸酒を探していたのですが「どぶろく」があったんた。
ここを最初に通って以来39年ぶりになりますか。
なんだかとても高い土壁に囲まれた屋敷だったように思ってましたけれど、、、記憶なんて当てになりません。

ここで炭酸入りと炭酸抜きのどぶろくを各1本と、ゆず入りリキュール酒を買いました。
どぶろくは、牡蠣焼きにとてもよく合いますね。