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2011年12月5日月曜日

iPhone4S(続)

今年の十月に発売されたiphone4Sを購入しました。KDDIから発売された製品です。

最近の2ヶ月間に携帯電話のAUショップに4回行きました。でも、その度に予約しないと駄目です、との返事。たかが携帯電話なぞ予約しなくちゃ購入できないのなら、そんな物はいらない、という信念がありましたし、iPhone5の発売まで待ってみようとも考えていました。

でも古いiPhone3Gはすぐに電池が切れるようになってきたし、動作しないアプリも増えてきた。というよりも、無条件にiPhone3Gは動作対象外にされているようです。

AUショップで予約しないといけないのなら、古巣のソフトバンクぢゃどうだろうとも考えてみましたが、それも自己規制を破るほどの動機とは成り得ませんでした。結局、これで駄目ならiPhone5の発売まで待つ、という決心の元に5回目のAUショップ行きです。5回と申しましても、実際に行った店は3軒でした。つまり、以前に行った店で一番iPhone在庫の可能性が高いデオデオ店にしてみたのです。

携帯電話番号を変更しなくても携帯電話会社を変更できるMNPと言うのですか、あれって、申し込みが結構面倒なものなのですね。10桁のMNP番号を取得するのに、かれこれ30分近くかかりました。その番号と古い携帯電話番号で、新しい携帯電話会社に加入を申し込むのです。すると、古い携帯電話の方は1時間もしないうちに使えなくなりました。ソフトバンクに解約の手続きをしなくてもいいのは便利でした。もしかすると印鑑が必要かもしれないと思ったりもしましたが不要でした。必要な物は免許証と携帯電話本体の金六万壱千円の現金でした。

本体を入手して最初にしてみたのは、Mac OSX のiTuneに接続してみたことです。でも、なぜか接続できません。いえ、接続は物理的にはできているのですが、iTuneの方でiPhone4Sを認識してくれません。次に同梱されていた、電源プラグを使って家庭用電源でiPhone4Sを充電を試みてみました。でも、充電できません。これはとんでもない不良品を掴まされたと感じました。しかし、それでもと、古いiPhone3Gで使っていたコード類を使ってみました。すると、iPhone4Sとの接続部はグスグスで今にも接続が外れそうながら、無事に充電ができています。また、同じコードを使ってiTuneに接続もできます。どうやらiPhone4Sは本体側の接続が今までの製品と比べて薄くなっているようです。

それにしても、iPhone3Gを手に入れた頃にはこれほどの人気商品になるとは想像だにしなかったなぁ。

2011年11月8日火曜日

京都御所の一般公開

11月6日が最終日となっている京都御所の一般公開に行ってみました。 この写真は御所北側です。
京都御所の周囲は京都御苑と謂い、公園になっています。ここは蛤御門近くにある駐車場です。
京都御所の中へはこの宜秋門から入場しました。
開門と同時に入場しました。車寄(玄関)の前を通過して南へ歩きます。
こちらは御所の南側にある建礼門を内部から眺めたところです。
建礼門の反対側(北側)に回廊と承明門があって、扉の開けられた門から紫宸殿を眺められます。
回廊の中の紫宸殿です。
紫宸殿の左手を奥に(北へ)入って行くと清涼殿があります。清涼殿の前には小さな水路がありまして、右手の方には小さな滝があります。これを滝口と言うのだそうです。下の写真は滝口方向から見た清涼殿です。
清涼殿から東の回廊を出て、北へ歩きます。すると小御所の前に御池庭があります。
小御所には管弦を楽しむ人形が飾られています。御池庭を眺めながら風流を楽しんだんでしょうねえ。
ここを北に進むと御内庭があります。
見学コースの北端がこの辺りまでで、ここから西へ歩きます。北側に御常御殿とその内部の襖絵があります。
これで見学コースはおしまいです。帰りは西の清所門から御所の外へ出ます。

5-inch SCSI hard drive

5インチの光ディスクや8インチのフロッピーディスクは使った事がありました。しかし、5インチのハードディスクは使った事がありません、と思っていました。最近になってそれが間違いだった事が分かりました。下の写真、右側が容量150MByteの5インチハードディスク、左側は容量9GByteの3.5インチハードディスクです。いずれもSCSI仕様です。こんなに容量が違うのだから、インターフェース部分の50ピンは規格が違うのだろうと思っていました。
これは5インチハードディスクのインターフェース部分です。
そして、こちらは3.5インチハードディスクのインターフェース部分です。お分かりのように、規格は同じ50ピンでした。
それにしても、5インチハードディスクは大きくて重かった。このディスク20年以上使っていた物で、最近になって動作がおかしくなってきたのです。最近のディスクはヤワになったようで、シーゲートなんて数年で壊れますからね。それに比べると、この日本製ディスクは重いだけではなく頑丈だったのです。

2011年10月26日水曜日

春歌

春歌、その甘美な音の響き。

かつて大学の寮生活を始めた頃に聞いた。今はどうだろうと調べてみたら、無いのです。どうやら絶滅したみたいです。
あまつさえ、春歌の意味さえ別の物になっているようです。えっ?春の歌だろうって?いえいえ、例えば、こんな調子。

【青い山脈の曲で歌う】

ちちもでたでた、けもはえた。
わたしもおんなになりました。
あおいぱんてぃーひざまでおろし、
はやくきて、はやくしないと、ままがくる。

まあ、こんな歌です。当時の寮生だったら、最低でも10曲程度は歌えたし、中には20曲以上、歌えた猛者もいた。

他にも、よく歌われた物に「江戸は八百町、夜の街を逃げるは、大泥棒のお万、その後を追うは、目明し金太。」
という解説で始まる【金太とお万の歌】もいろんなバリエーションがありました。

そんな春歌をまとめた本でもないものかと探してみるのですが、さっぱりみあたりませんねぇ。まっ、これだけ音楽の著作権がかまびすしくいわれるような時代じゃ無理もないか。

2011年10月17日月曜日

迷宮辞書 【ゆ】の項 「ユッケ」

日本では食されていなかった牛肉が、明治時代にすき焼き料理として普及したと記憶している。明治時代以前は漫画のカムイ伝にあるように一般民衆の食べる物では無かった。だから牛の生食は鬼畜(野郎)の所業だったわけだ。個人的にはクジラ肉以外のナマ肉を食べた事はない。しかし、世の中はちゃくちゃくと変化しているようだ。

平成23年、生の牛肉を使った食事で食中毒が発生した。
「ユッケ」がどんな物なのか、私は知らないし、いわんや見た事すらない。それがテレビでは食べられなくなると大騒ぎだと報道している。一体全体、どんな人がそんな事で困るというのだ?地球のどこかでは食べ物が無くて餓死する人もいるというのに。
私もかつては、食べ物が無くてひもじい思いをした事がある。簡単にひもじいと書いているけれど、全身の力が抜けるような虚脱感は実際に体験しなければ理解できないだろうと思う。

これと似た話は過去にもあった。「マグロ」である。マグロの刺身を知らないわけでは無いが、最近になるまで食べた事もないし食べたいと思った事もなかった。それをテレビは食べられなくなると大騒ぎで報道していた。そんな食事ができなくなったって誰が困るというのだ?いや、その前にそんな食事を誰がしてたのだ?私には外国のお話のようにしか聞こえない。

電波は公共性のある物だから、あまりどうでもよい事でヒステリックに騒ぎ立てるのは大人の態度らしくないと思う。
まして報道してよいものを意図的に無視して報道しない事が多々あると思うが。原発事故初期の報道などはその典型だな。

釣果記録2011-10-16

久しぶりに(昨年、来ていないから、二年ぶりになる)瀬戸内海の与島まで釣りに出かけてみた、、、けれど、すごい風だった。瀬戸大橋の風速警告は風速11メートルだった。でも、与島まで来て大風だからと何もせずに帰るのも、もったいないからと、風吹きすさぶフィッシャーマンズ・ワーフの波止に出てみた。時間は朝のまだ暗い頃。

風は左から右へ潮は右から左へ。オレンジ・エギ3号を投げてみるけれど、すぐに波止ぎわまで吹き流されて来る。と思っていたら、波止ぎわでアオリイカが釣れた。ラッキーだわい、と同じコースを流すと、もう一パイ、アオリイカが釣れた。いずれもコロッケサイズではないけれど、大きさは今ひとつ。これは、と思っていたら、いつの間にか潮の流れが左から右で当て潮気味になっていた。お陰で、エギが波止の根元にかかってしまいエギを失った。その間にアオリイカの群もどこかへ去ってしまった。

波止の内向きでもイカを探ってみたけれど、無駄だった。こんな風でも釣果があったのだから良しとする事にした。

先行者の残したペットボトルや釣り糸を切って片付けた後、駐車場への戻り道、すっかり明るくなった周囲を眺めていたら、以前来た時にはトイレがあった建物は入り口がシャッターで閉ざされ、シャッター前の階段は蔓草で覆い尽くされていた。

2011年10月6日木曜日

Steve has passed away.

Thank you for giving me a wonderful computing life, Steve. My life has always been with Apple computers. You are so young, as to pass away. I'm in great grief.

2011年10月5日水曜日

iphone4S

と云う新製品が発売されるのだそう。
3年前の7月にiphone3Gという製品を購入して以来、電池交換などして使い続けてきたけれど、電池容量計の値が正確ではなかったりと、どうも調子が良くない。
そんな時のiphone4S発売のニュースだし、それにソフトバンクに加えて、KDDIからも発売されるとか。これは楽しみだ。
と思っていたら、サムスンとか云う、どこの馬の骨かわからない輩が、iphone4Sの発売を止めろと裁判に訴えるとか。
こんな心の狭い事をするサムスンの製品など全面的に購入するのを止めようと思う。

2011年9月26日月曜日

天空の城ラピュタのロボット兵

銭湯バージョンというプラモデルがあったので、組み立ててみました。 これは接着剤を使わなくても簡単に組み立てられるように設計されてました。 ただ、どうもロボットの色がピンときません。戦闘じゃなくて銭湯バージョン、どう見ても田吾作ロボットです。


色を変えてみました。ちょっと変だけど、こっちの方がピンとくる。サーフェイサを吹き付けて、ゴールドとその上にダークコパーをスプレーしてみました。

パズーフィギュアのズボンの色がデフォールトではジーパン色です。でも、全体から漂ってくる感じは「貧乏くさい」のです。 だから、ブルージーンズではなくて、コーデュロイのジーンズにしてみました。うん、少し上品になった。

プラモデル作りを始めて日が浅いので、あんまりうまく塗れませんでした。パズーの目が少し垂れ目になっちゃいました。

2011年8月1日月曜日

iBootとmultiBeast

iBoot とは何かというと、Mac OSX86 10.6 Snow Leopard 専用のブートローダーです。Mac OSX86 Lion 10.7 では iBoot では無く UniBeast というブートローダー兼インストーラーがあります。また Mac OSX 10.5 Leopard は Intel CPU 専用OSではなかったためか、このようなソフトは見当たらないようです。

しかし、10.5 Leopard は Mac OS9 が起動できる Classic 環境も持っている最後の OS なので、いまだに現役です。また、10.6 Snow Leopard は PPC CPU emulator である Rosetta があるので、古いソフトが動作する最後の OS なので、これも捨て難い。という意味では、10.6 は貴重な MacOSX なのだろうと思います。

iBoot や MultiBeast のようなソフトウェアは tonymacx86 というウェブサイトに置かれていますので、まずダウンロードしてくる事から始めます。そのようにしてダウンロードした iBoot と Multibeast を使ってOSX 10.6.8インストールをしてみました。Mac OSX 10.6 Snow Leopard について解説したサイトは随分少なくなっていますが、まだ残されているサイトもありますので、その一つにリンクをはっておきます。
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よく御存知の人は次の切り取り線までスキップして下さい。

1)【必要な物】
●インテルCPUが走るコンピュター
●書き込み可能なCD (これに iBoot を書き込みします)
●Mac OSX 10.6 インストールディスク
●根性

2)【準備】
●4GB以上のRAMを実装している場合には、それ以上のRAMを外しておく事。
●グラフィックカードは1枚だけにし、モニターTVも一台だけにする事。
●ハードディスクはOSXをインストールしたい1台だけにしておく事。
●USB端子にはキーボードとマウスだけを接続し、それ以外の機器を外す。
●グラフィックカード以外のPCIカードを外す。
●ギガバイト製の白いSATAポートを使わない。必ず青いSATAポートを使う事。
●データのバックアップを忘れずに。

第一段:BIOSの設定
●BIOSをACHIモードにする事。
●ブート優先権をCD-ROMにしておく事。
●HPETを64-bitモードにする事。

第二段:MAC OSXのインストール
●iBootをダウンロードする。
●ダウンロードしてきたイメージファイルをCDに焼く。
●焼き付けたiBoot CDを光ドライブにセットする。
●コンピュターを再起動。
●iBootのブートが完了し、CDの絵が表示されたらiBoot CDを光ドライブから取り出し、代わりにMac OSX 10.6のインストールDVDをセットしてF5キーを押す。モニター画面のCDの絵がDVDの絵に変わったらEnterキーを押す。
●インストール画面になったら、上のメニューバーからユーティリティ/ディスクユーティリティを起動。インストール画面までたどり着けなかった人は、再起動まで戻る。そしてEnterキーを押さえる前に「PCIRootUID=1 -x」と入力するか「-x」だけを入力してみる事をお勧めする。
●ディスクユーティリティを使いハードディスクをGUIDテーブルでパーテションを作成する。1パーティションでOK。
●フォーマットはMac OS拡張(ジャーナリング)。
●OSXをインストールするハードディスク名を仮に「漢字Talk」とする。フォーマットとパーティションが終わればディスクユーテリティを終了する。
●インストーラがどこにOSXをインストールするかを尋ねてきたら「漢字Talk」を指定する。カスタマイズを選び、追加オプションのチェックを外す。こうすればインストール時間が短くなる。インストールしたければ、後で必要に応じて行えばいい。
●コンピュータを再起動。
●iBoot CDを光ドライブにセットする。
●起動ディスク選択画面になり「漢字Talk」をクリック。以上でインストールが終了した OSX 10.6 が起動できる。しかし、まだハードディスクから直接起動できるわけではない。
●「漢字Talk」の上でMacOSXUpdCombo10.6.8を当ててアップデートする。アップデート終了後、すぐに再起動してはいけない。
●ここでMultiBeastを起動する。MultiBeastとは、オーディオとネットワーク機能をインストールした上に、ハードディスクから直接ブートできるようにするユーティリティです。
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【準備】の所に書いた事をしっかりと心にとめてメモリーを4GBに減らさず、PCIスロットに余計な物が刺さっているのも無視です。結局、1.5TBのHDDを1TB+0.5TBの2パーティションとして1TB以下の領域を作成するという箇所だけ指示通りとし、iBoot と Multibeast を使いました。

すでにMacOSX86で使用している hard drive がある人は、それを使って Mac OSX を起動させてもいいです。そんなHDDは無い、という人はiBootを使って上記の指示通りにして Mac OSX を起動させて下さい。起動したら1.5TBのHDDをディスクユーテリティを使ってフォーマットし、パーティションを作成します。(1TB+0.5TB=1.5TB) 次にMac OSX 10.6を1TBのパーティション領域に新規インストールします。 MultiBeast の使用方法については別項を参照して下さい。MultiBeast については Snow Leopard 対応版と Lion 対応版では別ですから注意が必要です。 ============================================================
【2013年7月追加】ハードディスクのパーティションを切った場合は以下の操作でいいのですが、MultiBeast は 1TB以下の hard drive でないと使用できないという事実はありません。問題は hard drive の容量では無く、4K hard drive であるか否かの差なのです。その辺りの事情を別項に記述してみました。それから Mac OSX 10.6.8 Snow Leopard をインストールする場合にも対応した "MultiBeast 3.10.1" が有効です。Nvidia から発売されているようなビデオカードは対応したドライバーがあるようなので、それをダウンロードしてくるのが成功への早道です。

HDDを2個のパーティションに分けていたので、これだけではうまくブートできません。どのパーティションから起動させるのか書き込んでおかないといけません。それについての記述もtonymacx86にあります。
http://tonymacx86.blogspot.com/2009/11/dual-boot-windows-7-and-os-x-snow.html
の下の方、iBootの項目を見て下さい。
terminalを起動して、
diskutil list
以下の記載の通りにします。
Type sudo -s
Enter your password.
Type fdisk -u /dev/rdisk0
Type y
Type fdisk -e /dev/rdisk0
Type p
Type f 2 注意:fと2の間にはスペース1個
Type w
Type y
なお、その意味が分からない人は絶対に実行してはいけません。
これで、新規HDDをブートさせればMac OSX10.6.8が立ち上がっているはずです。
なお、こういう面倒を避ける為にも、ヘタにハードディスクにパーティションをきらな方がいいでしょう。

2011年7月20日水曜日

原田芳雄さん

個人的に気になる男優さんは三人おりました。
一人目は佐藤允さんで、映画「独立愚連隊」やTVドラマ「遊撃戦」の中での野趣あふれる姿が目に焼き付いております。
二人目は山崎勉さんで、映画「スローなブギにしてくれ」の中の不思議なおっさん姿を見て以来です。
三人目は原田芳雄さんでした。映画「ツィゴイネルワイゼン」の中で、不思議な雰囲気を漂わせた人物として登場してからでした。
そして雰囲気が似た映画「田園に死す」にも出演されていたんですねぇ。
どことなく地味なんですけれど、そこそこに存在感を漂わせた演技がすばらしかった。
三人の中でも一番若かったのに、一番早くあの世に旅立つとは。
あんな役者はもうどこにも居ない。

2011年7月11日月曜日

琴弾の滝(美作)

三石から少し北に行くと、美作国際サーキットがあります。その近くに琴弾の滝があります。
道の途中にある八東寺ダムの下流側です。
トンネルをくぐり抜けた直後、道の右側にある鳥居の下を通って駐車場まで下りてゆきます。駐車場で車を下りて、沢沿いの道をたどってゆけば滝があります。滝を通る風が涼しかった。

深谷の滝(備前三石)

備前三石の鉄道駅にほど近い場所にある(駅から1マイル)深谷の滝に行ってみました。つい先日まで雨ばかりだったので、滝の水量は多いだろうと予想していましたが、まあその通りだったようです。
この滝は二段になっていて、こちらの画像は二段目の下から見た物です。

そして、こちらの画像は一段目の滝です。涼しそうでしょ。

2011年6月29日水曜日

オールドノリタケのガーゴイル広口壺

写真を整理していたらこんな写真が出てきました。

これは高さが12cm程で六角柱形の各面にグロテスクなゴシック調のレリーフを浮かび上がらせたオールドノリタケのいわゆるJARと呼ばれる物です。各面の彫像はそれぞれ別の形をしていて、この写真はその中の一体です。オールドノリタケの中でもこのようなゴシック調の作品は稀だったように記憶しています。

2011年6月27日月曜日

釣果記録2011-06-26

午前四時に牛窓海水浴場へ到着。すごい風だった。実は一週間前、新田井港の波止で午前二時から五時までエギを振ったがボーズだった。そこで、ひとつ雪辱戦をと心に誓って出てきたものの、この風と波ではどうにも、、、。
それでも、せっかく出てきたのだからと、風が収まるのを待ってみる事にした。午前五時頃から次第に風がないできた。
でも肝心の釣果の方はさっぱりで、六時まで粘ったものの結局ボーズだった。

2011年6月12日日曜日

釣果記録2011-06-12

午前4時から牛窓海水浴場の波止でエギを振る。
昨日まで雨だったのでイカの活性は低いだろうと思っていたけれど、やっぱりそうだった。
エギを2.0から3.0まで変えて探るも無反応。でも波止ぎわにイカの姿が見え隠れしていたので、いないことはないのだろう。
最後に3.5号のエギを投げていると、やっとアタリがあった。今年初のモンゴウイカ、胴長23cmでした。

2011年6月6日月曜日

ジェットストリーム

初めてラジオから流れて出て来るFM福岡のジェットストリームを聴いたのは1974年の事だった。それまでは民放のFM局がない岡山に住んでいたので聴く事ができなかったのだ。

いや、それは少し正確ではないだろう。
午前0時からの放送に合わせてFM大阪を聴くためにアンテナを屋根の上に立てたのは1970年頃だったと思う。当時のNHK-FMはポップスミュージックの放送などあまりなくて、ほとんどはクラシック曲ばかりだったのだ。その頃はまだアマチュア無線をやっていたので、屋根の上には7MHz, 21MHz用のアンテナが並んでいたおり、FM用のアンテナなんて小さいものだったのだ。

それに深夜放送の全盛期になっていたため、AM深夜放送を毎晩聴くようになっていたのだ。岡山でも7MHz用のアンテナを流用すれば、大阪の毎日放送、それに文化放送や日本放送を聴く事ができた。だから難視聴を解消するという旗印を是とする昨今のインターネットでのラジオ配信「Radiko」の地域割りで岡山でそれらの放送を聴く事ができないのは、私にとってはどうにも不可思議な現象なのだ。田舎の視聴者を無視した都会のエゴをむき出しの方針だとしか思えない。

関係はなかろうが「日本は一つ」なんて言葉がテレビから流れて来ると、そりゃ都会人達で勝手にやってろ、と言いたくもなる。だからといって都会と田舎の地域格差を無くせと主張したいわけでもない。それはあって当然だし、むしろ貴重な税金を無駄使いしてまでそれを無くそうとする意志には断固反対なのだ(そんな事する役所なんて不要だ)。そうではなくて田舎での利用が可能なように有料でいいから提供してくれればいいのにと思っているだけなのだが。もちろんコマーシャルフリーでね。

いろいろつまらない事を書いてしまった。さて、本題に戻ろう。
FM大阪から流れてくるジェットストリームは、ほとんど雑音ばかりだったけれど、それでもちょくちょく聴いていた。
それが奇麗な音でFM福岡のジェットストリームを聴けた時には、本当に感動した。それから何年もの間、山口県でジェットストリームを聴く事ができたが、やがて転居に伴い1980年にはジェットストリームを聴けなくなってしまった。ただ、1981年頃に岡山にも民放のFM局が作る動きがある事を風のたよりに聞いたので期待して数年、その後なんの動きも無いので記憶から抜けさってしまっていた。

それが2000年を過ぎた頃にFM岡山が出来てジェットストリームを奇麗な音で聴けた時には三度目の再会に感動した。その間にパーソナリティーは城達也さんから、四代目の伊武雅刀さんになっていた。個人的には城さんの声もよかったけれど、伊武さんの渋い声の方が気に入っていた。

2009年4月1日のジェットストリームの最後に以下のようなメッセージを聴いた時には本当に驚いてしまうと同時に寂しくなった。最終回だった。
「さて、2002年の10月から午前0時のナイト・オン・ザ・プラネット。またたく星の煌めきの中で、地球に住む67億の出会いと別れ、思いを寄せて綴ってまいりましたジェットストリーム。わたくし伊武雅刀、今夜をもちましてこの操縦席を新たなパイロットに引き継ぐ事になりました。6年半もの長い間、どうもありがとうございました。夜の帳は明日への扉。皆様に新たな希望と幸多き出会いがあります事を。」

その後を引き継いだパーソナリティー、大沢たかおさんの声は私には合いませんでした。そして1年も経たない内にスポンサーのJALが、、、。

釣果記録2011-06-05

6月5日日曜日午前3時半、牛窓海水浴場到着。先行者4名。
明るくなりかけた頃に波止角でモンゴウイカが上がる。さらにその一時間後に波止先端の方でモンゴウイカが上がる。
でも私はボーズ。いや正確には違う。
こんなのが釣れました。
体長20cmばかりのナマコです。

2011年6月4日土曜日

釣果記録2011-06-04

 6月1日の夜に下津井の地波止を廻ってみた所、イカ釣りの人は多少いたものの、ほとんど釣果は無いようだったし、スミ跡も無かった。

 そこで、6月2日の午後3時から牛窓海水浴場にモンゴウイカを期待して釣りに出かけてみた。干潮だったものの、胴長12cmほどのシリヤケイカ1匹と同じサイズのコウイカ1匹が釣れた。

 大きさが今ひとつだったので、6月4日の午前4時より牛窓海水浴場にて釣り開始。開始直後に胴長30cmのアオリイカが釣れた。隣の人には胴長23cm程のモンゴウイカが釣れていた。ただ、その後さっぱり釣れなくなったが。

2011年5月23日月曜日

釣果記録2011-05-22

下津井方面でイカ釣り。
今年はコウイカが少ないみたいです。
午前三時半出発、四時半に釣り場到着。すぐに明るくなって釣り開始。
でも釣れない。
釣れない上に雨が土砂降りになった。

小潮なのに激流だった。ママカリが少しいます。

2011年5月17日火曜日

ミニスカート

レ・ガールズというテレビ番組がありました。もっともこれは調べてみての結果なのでして、私の記憶にあるのは、四人の若い女性がミニスカート姿でお立ち台の上で歌いながらゴーゴーを踊る姿です。その姿があまりにも強烈だったので、今でも目の奥に焼き付いているのです。何が強烈といって、ミニスカートですよ。ひょっとして今でもネット上には、そんな動画があるかもしれませんね。でも四十歳以下の人ならば、そんな動画を見ても何が強烈なのか、多分理解できないでしょう。

ミニスカートの元祖、ツィギーが日本にやって来たのが、一九六七年の秋十月で、このレ・ガールズという番組が始まったのが一九六七年の八月でした。恐らくミニスカートという物を最初に目にした衝撃なんだろうと思います。それまでは、例えばキューポラのある街の吉永小百合が着ていたロングスカート姿が当たり前だったのです。ロングスカートといっても、あのヒダヒダのあるプリーツスカートが出て来るのはもっと何年か後ですよ。いやいや、それ以前にモンペ姿も普段着としてよくみかけました。

四人のダンサーの中でも由美かおるさんが一番印象に残っています。やっぱり、あの笑顔が魅力的だったからなのでしょう。テレビカメラが上からパンしてダンサーの顔を大写しにする、という手法も彼女の魅力を引き立てるのに一役かっていたような気がします。そういった印象が強すぎたせいかもしれませんが、後年、同棲時代という映画で全身ヌードを披露したのはそれはそれで凄いのですが、それほど印象に残っていませんしね。さらに小松左京原作のエスパイを映画化した作品にも出演なさっていました。この作品、原作はまあまあの出来なのですが、映画はそれはもうボロボロの出来でしたので、せっかくの由美かおるさんが霞んでいました。(小松先生まあまあなどと申し訳ない。でもエスパイ以外に出来の良すぎる作品が多いものだから。)

GO GO GO MINI MINI GO GO GO.....

一九七〇年大阪万博の年。万博会場で、暑さに少々うんざりしながらベンチに座っていました。すると、ベンチの隣に座っていた、一見浮浪者風のおっちゃんが僕の耳元で囁いた。見ず知らずの人にも平気で囁きかけるのが関西風なのだろうとはその時に気がついたのですが、その話の内容も、いかにも関西風だった。
「にーちゃん、にーちゃん、知っとるか?あのコンパニオン、スカートの長い物を着とる人と短い物を着とる人がおろう?何故だか分かるか?」
「。。。。」あまりにも突然の出来事だったので、声を失った。
「そうやろ、そうやろ。そら、わからんのも無理ないわな。」と独り言。
「教えたるわ。短いスカートの足をよー見てみ。細いやろ。そやから、長いスカートの人は足が太いねん。」と自慢顔。
この答えには少々呆れてしまったけれど、よく観察してみると、まんざら外れてもいない。

その後の七十年代はミニよりもマキシやパンタロンの流行があって、ミニスカートが一般的になったのは、その後からでしょうかね。

2011年5月16日月曜日

釣果記録2011-5-15

下津井方面で、イカ釣り。
実は先週が初釣りでしたが、隣の人に一匹小さなイカが釣れただけで私はボーズ。

今回は、小さなシリヤケイカが一匹釣れました。中潮で、激流でした。でもママカリはいません。

2011年5月10日火曜日

RapidWeaver5へのアップグレード

Mac OSX 用の Website 構築用のソフトウェアに RapidWeaver という物があります。このソフトは動作が軽くてなかなか使い易い。それでも CSS を使ったメニュー構築などにちょっと使いにくい点があり、未だにテキストエディターを使ってタグのベタ打ちなのですが。

でも、Website 構築の初心者で Mac用のソフトを探している人には最適の物だろうと思います(何しろ安い!)。

さて、最近まで RapidWeaver は長くversion4のままだったので、そのままディスコン扱いになって見捨てられた存在になるのだろうとばかり思っていたのですが、version5が発売されたのだとか。

そんな折、毎日一通は来る SmithMicro からの商品ダイレクトメールに目を止めていると「RapidWeaver4 を買えば無料で RapidWeaver5 へアップグレードできる」との広告がありました。先にも書いた通り、RapidWeaver4は良さそうなソフトだったので、ここで思い切って購入してみる事にしました。値段は送料込みで3500円也。到着までに三週間ばかりかかりましたので、船便でしょうね。さて、それから下記のサイトを参考にして
macoupons.net/catalog/rapidweaver/
こちらへアップグレードの申請を書き込みます。
support.realmacsoftware.com/discussions/rapidweaver-5-upgrades#new_topic_form
最後に「create」ボタンを押すのですが、下の方にナゾナゾが表示されているはずですから、その答えも記入して下さい。
数時間待っていると返事が来て、ネットワーク経由で無事にversion5.1にアップグレードできました。

2011年5月9日月曜日

toast11と10との違い

2011年7月16日に本文を全面改訂しました。

TOAST11(1101_678という11.01版)を購入してしばらく使ってみました。もちろん使うといっても個人的に必要だと思う使い方しかしていませんから、きちんとした評価にはなっていませんので悪しからず。

●まず、見た目のユーザーインターフェースが変わりました。TOAST9からTOAST10への変化に比べて「あっと驚く」ような変わり様です、、、しかし、操作性はそれほど変わっていませんから、戸惑いを覚えるような事はありませんでした。

●Blu-ray オーサリングPlug-inの話です。

(1) まず、TOAST10用Blu-ray オーサリングPlug-inをTOAST11で使えるか? 使えました。でもね、TOAST11を起動する度にしつこくしつこく「TOAST11用Blu-ray オーサリングPlug-inを買えよな」というメッセージが表示され、それを止める方法が提供されていないようです。私は、10回を超えたあたりから降参し、これを購入してしましました。

(2) TOAST10用Blu-rayオーサリングPlug-inではビデオ映像の解像度に関わらずm2v+ac3形式の物ならば動画変換を行わないようになっていました。しかし、m2v+aacのようなTS動画ファイルは直接扱えませんでしたので、VLCなどを使って音声を変換をした上で焼き付けへ持ち込まなければなりませんでした。ただ、その場合、動画変換に莫大な時間を要すので、Corei7 プロセッサーをもってしても使い物になりませんでした。二時間程度のblu-rayディスクを焼き付けるために1日かかってました。その仕様はTOAST11.01でも大して代わり映えせず、相変わらず使い物になりませんでした。ところがです、TOAST11.03になると俄然使えるようになっています。まず、最も変わったのは直接TSファイルが扱えるようになりました。m2v+aac動画ファイルをどんどん焼き込む事ができます。それに加えて、莫大な時間を要した動画変換があっと云う間に終わってしまいます。二時間のblu-rayディスクの動画変換は五分もかかりませんでした。もっともこの時間は、どうやら動画のエンコードを省略し、音声のみをエンコードしているせいのようです。というのも、光メディアの容量を超える動画ファイルを焼き付けようとした場合には、メディアの容量に合うように動画ファイルの圧縮を行うべくエンコードが行われます。(追加:どうやらこの仕様はToast11.0.4になって改悪されたみたいです。つまり、どう考えてもblu-rayディスク容量以下の動画を焼き付けようとした場合に無条件に動画のエンコードを実行しています。この仕様は何とかならんものかな。【追加:この件Toast11.0.5になってまともになりました。容量25GBのblu-rayディスクに20GB以下のデータ長のファイルを焼き付けようとしたりしても動画のエンコードはしなくなりました。】)その場合のエンコード時間は一時間程度はかかりますけれども、これはToast9,10,11.01なんかと比べて大変に時間が短くなりました。誠にもってblu-ray焼き付けが実に簡単にできるようになっています。

(3) それからTOAST11.01でチャプターを編集しようとすると信じられないほどの時間がかかるため、まったく使い物にならなかったのですが、、、。TOAST11.03になると、実に軽快にチャプターの編集ができるようになっています。これはTSファイルを扱えるようになった恩恵でしょうね。

●あの苦労は一体何だったんだ?これでやっとWindows用のフリーソフトのMultiAVCHDより良いソフトになりました。長かったです。TOAST9用Blu-rayオーサリングPlug-inからして三代目にしてやっと使い物になる製品になりました。Toast9+Blu-ray pluginでは、1日かかってやっと焼き付けたblu-rayで音声がまったく入ってない箇所があった事が幾度もありました。もう涙しかありませんでした。。それに比べて二時間物のBlu-rayを一倍速で焼き付けるに三時間もあればOKになりました。(追加:これ、Toast11.0.4での改悪の結果4ー5時間必要になりました。時間短縮のためには二倍速で焼き付けるしかないようです。【追加:Toast11.0.5で焼き付け時間は多少速くなったのかな?うーん、あまり速くなったような気がしない。それよりも焼き付け残り時間の表示をまともな物にして欲しい。8分間程度の表示で、実際は4時間かかるのじゃねぇ。】)

●それからYoutubeなどのネットワーク動画を焼き付けつる機能が付け加えられています。そういった機能が重要だという向きにもTOAST11を購入してみてもよろしいかもしれません。

●先にも触れましたがTOAST11になり、特定のビデオカード、例えば GeForce GTX285 のような装置に対応してm2vからH.264への動画変換速度が加速されています(対応しているかどうかはちゃんと表示されます)。

【2011年10/29追加】
11.0.4になって、焼き付けるデータ量の表示がまともになりました。それまでは、動画データA(14GB)と動画データ(13GB)の二つを一緒にblu-rayに焼き付けようとすると、焼き付け結果予想が18GB(27GBではない)になりますよ、という頼りない予想をしていました。実際にblu-rayに焼き付けてみると14GB程度で圧縮のやり過ぎだったりする事が多々ありまして、片面25GBのblu-rayには合計で20GB以下のデータ量でないと、焼き付け結果がどのようになるのか予想できないといった状態でした。11.0.4では、片面25GBの容量をほぼ使い切った圧縮になりましたので、容量を気にしなくても焼き付けできるようになりました。【追加:この件Toast11.0.4では25GBの容量を使い切った圧縮になったというのは出来過ぎの表現でした。何度かやってみるとわかりましたが、最大21GB程度しか使う事ができません。それを超える容量では、動画エンコードでファイル容量を圧縮しようとするようです。少しもったいない仕様でしたが、、、Toast11.0.5になりまして、24.xGBの焼き付けもできるようになりました。ただ、そのように光メディアに目一杯のファイルを焼き付けようとすると、エンコード無しのまま、容量がいっぱいで焼き付けできません、というメッセージが表示されることがある。これは明らかなバグだろう。】

その他に気がついた事。11.0.1の頃には、blu-rayのエンコードに8スレッドのCPUでは1個か2個のスレッドしか使っていなかったはずですが、11.0.4では8スレッド全部を使っています。エンコードが速くなったのに気がついたのは11.0.3でしたから、多分その頃からなのでしょう。

●2012年10月追加
今頃になって気がついた事ですが、、、。TOAST10にもTOAST11にも同じような機能があるように表示される事です。
それはBlu-rayビデオの「エンコード」の項目で「自動」ではなく「カスタム」を選択するとMPEG4-AVCがあります。だからMPEG2に比べて圧縮効率の優れたMPEG4が使えるものと久しく思い込んでおりました。TOAST10にもあった機能なのだから、TOAST11.1で当然使えるものだとばかり。それが再エンコードを「自動」から「入」にしても駄目、その他試してみても駄目。どうやってみてもMPEG2の再エンコードしかしてくれません。

どうもボケた事を書いてますね。以下に書き直します。よく出くわす事態は、他の動画変換ソフトで、MPEG2 から MPEG4に圧縮した動画を、そのままに焼き付けできないだろうかというものです。そのために、再エンコードを「自動」から「切」にします。でも駄目なんです。勝手に MPEG4 から MPEG4への変換を莫大な時間をかけてやってくれて、その結果出力された MPEG4 動画は、大抵の動画変換ソフトで作成した MPEG4 よりも画質が大幅に低下しているのです。こりゃ、使えませんねぇ。

2011年5月8日日曜日

和気の藤公園

和気の藤公園へ行ってきました。場所は和気神社の一画です。和気神社で検索していただくと場所がわかります。入場料三百円也を払って入場します。藤の花の開花状況は五分咲きでした。桜の花と違って、藤の花はよい匂いがします。藤棚の下で立ち止まっていると匂いに酔ってしまいそうでした。
これらの木々は同じ藤の木では無く、各地から取り寄せた物だという案内板があります。花の色は薄紫から桃色までいろいろあります。
薄紫の色をした藤の木が一番数多かったです。

2011年4月28日木曜日

ブツエビとシラサエビの飼育

昨年後半から今年にかけて九十センチメートル水槽に水草と枯れ木を入れ、温熱器で摂氏十六度程度に調節した環境でブツエビとシラサエビの飼育をしてみました。
●ブツエビ五十グラムを釣り具屋さんで買って来ました。これを水槽に入れると、ブツエビは体が小さいせいかあまり目立ちません。餌としては熱帯魚グッピー用の細かなものを毎日では無く、ときどき与えていました。しかし、一週間たち二週間経過するうちに一定数のエビが死んでしまいます。三ヶ月経過する頃にはエビは全滅しました。
●シラサエビ五十グラムを同じく買って来ました。シラサエビは体が大きいので人目を引きます。まあ、見栄えがよろしい。餌としてブツエビと同じ物を与えたり、冷凍赤虫を与えたりしていました。でも、どうもそれらの餌は好みじゃないようです。何故かというと、水槽内に入れている水草が驚く程食い荒らされてしまったからです。シラサエビには餌として水草以外の物はあまり必要じゃないようです。それでも、三ヶ月もするとエビの数が激減しました。どういった環境要素が不都合なのかわかりませんが。ただ、言える事が一点だけあります。シラサエビが五匹にまで減ってから、数の減少が止まっています。多分シラサエビを飼うには大量の水草と少しのエビの数が一番肝心なのだという印象でした。

【5月22日追加】
シラサエビのいる水槽に新しく水草を補給してみました。どうやらシラサエビの好きな水草の種類があるようですが、水草が増えるとエビは喜ぶようです。シラサエビに食べられたり日照不足で背丈が低くなった水草は交換した方がいいです。
でも、そのような水草を別の容器に入れて、太陽光を照射してやれば元気を取り戻します。この方法には一つ注意点があります。それは夏場にこれをすると、小さな容器に入れた水が湯になってしまい、せっかくの水草が煮上がってしまうことです。その点に注意すれば水草のリサイクルができます。

以上から、
(1) シラサエビの個体数はなるべく少ない方が良い。
(2) 水草をかなり多めに入れてやる方が良い。
(3) アオコの予防にプレコを入れてやると効果があるが熱帯魚と同居は避ける。
(4) 植物の飼育に水面は低い方が良い。水の深さは水草の高さ程度とする。



【8月30日追加】
シラサエビです。飼育を開始してから二ヶ月ほどで、三匹までその数を減らしましたが、その後はずっと一定で、脱皮を何回か繰り返した後の現在、水槽の中を我が物顔で走り回っています。たった三匹ですが、その食欲は旺盛で赤虫をやってもすぐに食べてしまいます。

【11月5日追加】
シラサエビはその後やはり三匹のままです。ずいぶんと体が大きくなってしまいました(デブと言うべきか)。最近は一時ほど水草を食べなくなりました。思うに、たった三匹で、あれだけ水草がボロボロになるまで食べ尽くすのですから、十匹ほど飼っていたら、どんな奇麗な水草ディスプレイをしていたとしても、悲惨な光景に変わるんでしょうねぇ。水草を楽しみたい人には、シラサエビは向いていないと思います。

【12月19日追加】
その後、シラサエビはこのようになりました。
おいしかった。

というのは冗談です。近所のスーパーで食料用に売られていたシラサエビです。当家の三匹のエビも大きさがほぼこの食料用エビと同じ大きさになりました。

【2012年5月19日追加】
とうとうシラサエビが二匹になってしまいました。昨日までは元気に動き廻っていたのですけれどねぇ。

【2012年5月29日追加】
さらにシラサエビが一匹になってしまいました。調べてみると、このエビの寿命は一年程度ですねぇ。

【2012年7月4日追加】
最後に残っていたシラサエビ一匹が死んでいました。いままで体色が透明な灰色だったものが、少し黒みを帯びてきて間もなくの事でした。

2011年4月25日月曜日

コンピュータで視聴したデジタルテレビ番組をBlu-rayに焼く

 視聴すると申しましても、Mac OSXでデジタルテレビ番組を視聴するには、カメレオンUSB FX2のように、ちょっと凝った装置を必要としますし、そのサポートソフトウェアもリアルタイム視聴は未だに不可能で、録画機能だけのようです。
だから、そういう方面の話では無く、今回はWindowsマシンにPT2というデジタルテレビ録画機能を持ったハードウェアを使った話です。PT2とは言わずと知れたアースソフトのPT2です。これって、ソフトウェアの設定が面倒なのですね。だって、使っているWindowsマシンがWindows7(64ビット版)なものですから。メーカーの方のアースソフトの方でもPT2の対応OSからWindows7を除外していますね。

 まあ、それでも、インターネット上にあるお助けサイトを参考にして、一時間程でTVtestが動作するようになりました。でも、その後の自動録画ソフトのTVRockの設定には手こずりました。何が問題になったかというと、同時に二番組同時録画ができなかったんです。最終的に二週間後BonDriverを更新してTVRockの設定をやり直した結果、やっとまともに録画できるようになりました。

 さて、こうやってコンピュータのhard drive上に録画ファイルが出来上がります。そのファイル形式は動画がm2v形式で、音声がaac形式を合成したTS形式になっています。さて、このTS形式の動画ファイルなんですが、Windows上ではごく当たり前の動画形式になってきたようですが、Mac OSXではOSの方が「何?それ?分からんなあ?」とでも言うかのように無視されます。QuickTimeではサポート外だと言われますのでねぇ。まっ、要するにOSXではTSファイルを扱う為のドライバー(kext)が存在しないんですよ。これはアップル社の方針なので仕方がありません。

 もちろん少数ながらサードパティ製の製品があります。視聴ソフトとして唯一と言っていいのはVLC(free)だけです。ただ、暗号化されたTSファイルは再生できないんだとか、でも今回の話は暗号化されていないファイルの話なので問題ありません。なにもBlu-ray Discの暗号化を解除したいという話ではないのです。あと、動画変換ではXilisoftの動画変換ソフト(有料)がTSファイルのmpeg4への変換に利用できます。ただ、m2v(mpeg2)形式の動画をH.264(mpeg4)形式へ変換するにはフルハイビジョン画質となると CPUがCore i7 でも大変な時間を要します。Core i7 2.66GHz の一時間番組の動画変換に七時間ばかりかかります(あまりに長いので適当)。

 ではMacでは一旦mpeg4形式にすると扱い易くなるのかというと、まあ、そうなんでしょう。QuickTimeでも再生できますしね。それにTS形式のファイルと比較してファイルの大きさが格段に小さくなります。それで、録画した動画をTS形式からmpeg4形式に何日もかかるような時間をかけてどんどん変換して行きました。でも1TByteのhard driveを使っていても、やがて動画ファイルでいっぱいになってしまいます。そうなると、blu-rayに焼き付ける事を考えるようになります。

 Mac対応のblu-ray光ドライブはIO-Dataから発売されています。USB接続の外部ドライブタイプでしたが、初代の製品を購入しました。その添付ソフトはWindows Xp用で、今回Windows 7にインストールしようとすると、未対応だとしてインストールできませんでした。その話はとりあえず置いて、この光ドライブに対してToast9+BDオーサリング対応のプラグインソフトを使ってみたのは、もう二年近く昔だったでしょうか。喜んでmpeg4動画を焼き付けようとしたのですが、いきなり動画ファイルの再エンコードを始めました。それも一時間番組の変換に十二時間以上かかったような気がします(当時は PowerMac G5で作業していた)。これでは焼き付け以前の問題で挫折せざるをえませんでした。いろいろファイルを変えてやっている内に、DVDのファイルフォーマットである、動画m2v+音声ac3という組み合わせで、かつ、画像の解像度が720×480ならば再エンコードしない事を発見しました。しかし、この解像度を超えるようなハイビジョン画像では、動画m2v+音声ac3という組み合わせでも再エンコードにかけられていたのです。

 で、今回はCore i7+Toast10+BDオーサリング対応のプラグインソフトなので、相当速くなっているのではと期待して作業しました。というのは最後の話で、以下はWindows上の話です。

 Windows 上でMurdoc Cutterを使って動画ファイルからコマーシャル部分の消し去ります。余談ながら、録画装置でコマーシャル部分を録画しない機能のある製品があったらしいのだが、訳のわからない横車を押す連中の手にかかってその製品は葬られてしまったようだ。ときどき凄いと思うコマーシャルがあるけれど、そういったのは見たいコマーシャルになるけれど、大半は屑ですからねぇ。まあ、民放じゃまともなドラマひとつ作れなくなったようだ(これにも例外はあるが、昔のように「これを見ろ!」という鬼気迫る作品は皆無)から無理もありません。あまつさえ、規制緩和の流れに逆行するかのように、質の悪い番組まで暗号化してしまうし。その上でBonTSDemuxを使って映像と音声を分離。tsMuxeR GUIを使って再びTSファイルに戻す。面倒なようだけど、これやっていないと、音が消えた動画だけの映像になっている事がある。

 Blu-rayへ焼き付けるために、そのままtsMuxeR GUIからImgBurnへと行ってもいいのだが、Blu-rayのメニューを作れないようなので、メニューが作れるというMultiAVCHD4.1を使ってみた。最初はエラーが出ていたので、エラー潰しをしてから使ってみると、これがあっさりとBlu-rayが焼けてしまった。それも短時間で。二時間番組だと、オーサリングに10分程、ISOイメージファイルに書き出すのに半時間程、ISOイメージファイルをBlu-ray光メディア(BD-RE)に焼き付けるのに二時間程だった。話はこれで終わりにしてもいいのだけれど、実はメニューが日本語にならず、文字化けしてしまった。MultiAVCHD4.1はメニューに日本語が使えないのだそう。

 それで、以後の操作をMac OSX上のToast10+BDオーサリング対応のプラグインソフトでできないかと試してみました。MultiAVCHD4.1を使って作成したBDMVフォルダの中の映像ファイルは動画m2v+音声ac3という組み合わせになっています。ただ、デフォールト状態では4Gbyte以上のファイルは分割されるような設定になっていますので、分割させないようにそれを解除しておきます(Toastでは一作品一ファイルなので)。出来上がったファイルは数字で素っ気ないファイル名になっていますので、それをよくわかる名称に変更してもいいです。これをMac上へ転送してToastを使ってみると、ハイビジョンの解像度なんだけれど、再エンコードされません。これはToast9とToast10の一番大きな違いじゃないでしょうか。おかげで、短時間で立派な日本語メニューつきのBlu-rayが焼けました。

【追記】8GByte(この値は適当です)を超える動画ファイルから音声が途中で消える現象はTOASTに原因があるのでは無くて、MultiAVCDH4.1のバグですね。
 MultiAVCDH4.1のバグは他にもあるようで、例えばBS11の動画ファイルは長さが短くても、一旦MultiAVCDH4.1を経由させると音声がすべてどこかへ飛んで行ってしまいます。

それにつけてもMac用のBlu-ray視聴ソフトが無いのにも困ったものだ。

2011年4月12日火曜日

iphoneのバッテリー交換

ほとんど三年近く使ってきた iphone 3G のバッテリーが消耗したようで充電してもすぐに充電が必要になりました。そこでバッテリーの交換をしてみました。バッテリーはネット上を調べればすぐに見つかりました。その値段¥1500円也。

参考URL
d.hatena.ne.jp/takashyx/20090719/p1

iphone ドック側の二本のネジを外した上で、液晶面を吸盤で吸い付けて開いてゆくわけです。しかし、いきなり勘違いをしていた。開くのは液晶面だけなのに、その周囲の金属枠も一緒に開くのだとばかり勘違いして、ドック側のプラスチックの一部を欠損してしまった。そうして、やっとのことで勘違いに気がついた次第。分解は、それ以後、順調に進みました。バッテリーは長辺の二辺に沿って接着されています。それは交換用のバッテリーを眺めてみれば分かりますから、その上でバッテリーを剥がしてゆくとうまくゆきます。そうしてバッテリーの交換完了

さて、分解したパーツを組み上げてみると、、、、液晶がうまく閉まらない。何かがひっかかっている。この状態で無謀にも iphone の電源をオンにしてみた。案の定、何の反応も梨のつぶて。iphone の外側を眺めていると、カメラの位置がズレている。再度分解。カメラから延びているソケットに基盤がうまく嵌っていないようだったので、基盤で押さえつけるようにして何とか液晶を本体に嵌め込む事ができた。

電源をオン。今度は無事に iphone が起動できた。電話も無事にかける事ができた。日付は2000年1月1日に、時刻は出鱈目になっていたため、これを訂正。日付と時刻合わせは「設定」->「一般」->「日付と時刻」で設定する。そしてカメラを起動してみると、カメラが動いていない!

何が駄目なのか確認のため、再々度分解。うーん。どこが悪いのか分からないまま、再度組み上げ。やっぱりカメラだけ動かない。二ー三時間考えていたら、やっと思い当たるフシに行き着いた。カメラから延びているソケットと基盤がうまく嵌っていないのだろうと。つまり、基盤を iphone に納める前に基盤の裏側から問題のソケットを嵌めてやらないと駄目なのだと。

再々再々度分解、組み上げ。ここまでくると手際が良くなる。分解から組み上げまで、五分間も必要としなくなった。こうしてやっとカメラが動作するようになりました。

iphone のバッテリー交換は分解は簡単だけれど、組み上げの方は難しかった。
最後に破損したドック側のプラスチック片をアロンアルファで接着して作業終了。

それにしても、iphoneを最初に組み上げ途中に電源スイッチをオンにして何の反応も示さなかった時には冷や汗が出ました。

【2011/12/14追加】
肝心の交換用リチウム電池パックをオークションで入手したのですけれど、どうやらこれが最低の品物だったようです。どの程度、いたんだ電池パックなのか事前に調べる方策が無いので仕方がなかったんですけれど、電池交換後も、電池の消耗を示す挙動は変わり無く、否、もっとひどくなってしまいました。以前ならば充電後、iphone3Gをまったく使わない状態で1週間程度は充電の必要が無かったのですけれど、同じことを電池交換後にすると3日もすると電池切れでiphone3Gは自動的にシャットダウンしてしまいます。

2011年1月29日土曜日

冬の記憶

昭和36年か37年だったと思うが、その年の冬はとりわけ寒さが厳しかった。

当時の小学校は冬の暖房は石油では無く石炭ストーブだった。
石炭ストーブは石油ストーブと比べて暖めるには手間がかかる。そのために学校では石炭当番なるものを決めていた。石炭当番は授業開始1時間前には教室に到着して、石炭バケツを持って校庭の一角に設けられた石炭置き場まで行き燃料を教室まで運ぶのだ。運んだだけでは駄目で、紙を薪と石炭に順番に点火してストーブを暖めておかなければならなかった。

それはとても寒い朝だった。前日から降り積もった雪は夜になっても融けず、翌朝には氷のように固くなって道路に30センチ程の高さになっていた。校舎の屋根からぶら下がったツララの長さは30センチは越えていたし、学校の側を流れる川には厚さ20センチになろうかという氷が張っていた。

石炭当番になった僕は相方の到着を教室で待っていた。石炭バケツに石炭を入れると、その重さは結構なものになるので、子供一人の力で運ぶには少々不安があったのだろう、石炭運びは二人でやる、という決まりになっていた。でも、その朝、相方はなかなかやって来なかった。仕方無く僕は一人で石炭バケツを持って廊下を歩き始めた。廊下を通って下駄箱の所で長靴を履こうとしていた時、側で女の子の声が聞こえた。

「一人で石炭を運ぶの、大変でしょ。」彼女はニッコリと微笑みながら僕の顔を見ていた。でも僕はどこで会ったのか思い出せなかった。
「きみは? えーと?」何故か僕はしどろもどろだった。
「隣のクラスの美津子っていうのよ。今朝は、お母さんが摘んでくれた花を持って来たのよ。」彼女はそう云うと再びニッコリとした。見ると彼女は手に花瓶を持っていた。
「でも、今朝は水道の水は凍ってしまってるから出ないぞ。水なら防火用水の水がバケツに汲み置きしてあるから、それを使ったら。」僕はそう言って、廊下の端っこにあるバケツを指差した。
「そうね、そうするわ。でもその前にいっしょに石炭を取りに行きましょうか?」彼女はそう云うと、僕の前を石炭置き場の方に向かってスタスタと歩き始めた。

降り積もった雪の校庭を横切って自転車置き場の端までたどり着いた僕たちは、黙々と石炭をバケツに放り込んだ。バケツは横に細長く、一方の端が船の前方のようにせり出した形をしていた。それは一度に多くの石炭を運べるようにするためと、バケツからストーブに石炭を投入し易くするための工夫だったのだろう。戻り道、僕の手にかかる重みはズッシリとしていたけれど、心は不思議と軽かった。彼女と別れて、教室に戻ると僕はさっそく新聞紙に火をつけた。そうしてストーブがかなり暖まった頃に僕の後ろで彼女の気配がした。お礼を云おうとして僕は振り向いたけれども、そこに彼女の姿は無かった。隣の教室に行くと机の上に花がいっぱいに生けられた花瓶がポツンと置かれていた。

それから1週間程した放課後、僕は掃除後のゴミを集めて、校庭の端にある焼き場まで運んでいた。冬の日は短く、太陽は午後の雲に隠され、かすかに夕暮れの気配が漂い始めていた。コンクリート製の焼却炉には、ゴミの投入口があり、そこは取手の付いた重い鉄板で覆われていた。僕が取手をつかむと焼却炉の向こう側からクスクスという笑い声が聞こえてきた。顔をそちらの方に向けると彼女がいた。
「今日も一人のようね。」そう云いながら彼女はコンクリートの陰から出て来た。
しばらくポカンと彼女の方を見ていた僕は「ゴミ捨ては一人でするもんだからね。この前とは違うよ。」と言った。
「でも、なんだか、寂しそうだったわね。私の気のせいだったのかしら。でも、案外元気そうで安心したわ。」
「そんな風に見えるかな?」実は、その前日にちょっとした事件があった。

僕たちは通学にバスを利用していた。下校時になると学校から集団でバス停留所まで歩いてゆくのだ。バスを待つ間、何気なく側の公園の方へ足を向けると、下級生が二人、茂みの陰で何か言い合っていた。二人とは話をした事もなかったけれど、しばらく話を聞いていると状況がわかってきた。持っていた漫画本を、もう一人の生徒が無理矢理取り上げていたのだ。取り上げられた生徒は、返してくれよう、と何度も言った。でも、取り上げた方は、笑って取り合うつもりはなさそうだった。どこかで見たような風景のような気がした。そのせいかどうかは知らないが、僕は二人の方へ出てゆき、本を取り上げた生徒に、本を返してやれよ、と言った。その子は僕の顔をしばらくの間、じっと見つめた後、しぶしぶと本を持ち主に返した。そして捨て台詞を残して、どこかに行った。
「俺にゃ、強い、にーちゃんがおるんやど。おめーの事を言いつけてやるからな。待っとれよ。」
僕は一瞬、しまった、と思った。でもよく考えてみると、どうせ嘘に決まっているだろうし、それに、そんなに都合よく、兄がバス停留所にいるわけがないと思った。だから、捨て台詞の主の嘘をあざ笑ってやろうと考えたのだ。ふと後ろを振り向くと、本を返してもらった子はとっくにどこかに消えていた。
やがて樹の茂みの向こうから僕よりも遥かに大人に近い子供が出て来た。そして、その後ろには見覚えのある姿も。「こいつや、にーちゃん、こいつが俺の事をいじめたんや。」
辛うじて僕は反論した。「そんな事あるもんか。そいつが同級生から本を取り上げていたから、やめろ、って注意しただけだよ。」
「そんな事あるもんか。にーちゃんはお前の嘘なんか信用するもんか。」
小学生の身長の伸びは速い。学年が三つも違えば、上級生は雲をつくような身長の大人に感じられる。
「ほんまに、いじめたんか?」だから巨人が物を言った時にはもう喋る気力は萎えていた。僕は何も言わず、立ち尽くすしかなかった。

気がついた時、僕は凍てついた地面の上に転がっていた。どこか遠くで「ざまーみろ。」という声が響いていた。そして、あまりにも怖い目に合うと小便を漏らすのが作り話でない事を知った。

僕がぼーとしてる間に彼女は僕の側に来ていた。僕はちょっと面食らったので、急いで「昨日、僕とバス停留所で会ったかな?」と聞いてみた。
「いいえ、会わなかったと思うわよ。でも昨日何かあったようだわね。」
「そんな事はないよ。」僕はどもりがちに彼女の言葉を否定した。「そんな事よりも、この前は急にいなくなって、どうしたんだい。」とにかく話題を変えたかった。
すると彼女は「私ね、川が苦手なの。」そう言ってそばの川を指差した。
「えっ? 今は冬だろ。誰だって川は苦手なんじゃないかなあ。」
「そうね。そうだったわね。」そう言うと彼女は押し黙ったまま、僕の後ろの方に歩いた。
だから僕は持って来たゴミを焼却炉の中に投げ込む作業に戻った。そうしているうちに彼女から何か返事があるだろうと思ったからだ。でも、いつまでたっても返事はもらえそうになかった。だから、僕は後ろを振り向いた。でも、周囲のどこにも彼女はいなかった。

2011年1月25日火曜日

AirMac on Hacintosh (2) with OSX 10.6.6

前回までは、Efi_xを使った場合、簡単にAirMacが動作する話を書きました。同じ調子でChameleonベースのHacintoshでも簡単にAirMacが動作するだろうと思っていました。でも、そうではありませんでした。

ベースとなったのは Chameleon 2.0-RC4 でした。起動時のログを眺めていると、AirPortAtheros の dependency が駄目なので機能拡張を Load できない、という風なメッセージが表示されました。そのため、Hacintosh の起動後に調べてみると、AirMac cardが装着されていない事になっていました。確認のため kextstat を使って調べてみても Load されていませんでしたし、kextLoad を使って無理矢理 Load しようとしてもできませんでした。AirPortAtherosがあるのは、/System/Library/Extensions/IO80211Family.kext の中です。ここからさらに、IO80211Family.kext/Contents/Plugins/AirPortAtheros.kext となります。どこが駄目なのか、AirPortAtheros.kext/Contents/Info.plist の中の文字列を書き換えてみたり、kext のキャッシュをクリアしてみたり、、、三日間ほど悩んでから、ひょっとすると、AirMac は Chameleon 2.0-RC4 では未対応ぢゃないのか、という疑いでした。

前回書いたサイトから Chameleon 2.0-RC5-r643 という物をダウンロードしてきまして、何も考えずに使ってみました。注意すべきは Chameleon 2.0-RC4 をインストールしているハードドライブを間違いなく指定する事だけでした。プログラムの実行は一分間もかからずに終了しました。再起動してログを見ていると、途中でログが止まってしまいます。カーネルパニックぢゃないです。延々と何か待機しているようなのです。待機する直前のログで AirMac card が認識されていました。やはり直感に間違いはなかった。でも困った。Hacintosh が起動不能に陥ってしまった。

そこで、各所で配布されている機能拡張を利用してみる事にしました。私の使用マザーボード用の機能拡張は
http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=185097
にあります。この中の HackiInstaller script package をダウンロードしてきました。その機能拡張(kext)を使うには
HacintoshHD/Extra/Extensions
以下に xxxx.kext を置きます。しかし、置いただけではいけません。
ターミナルを起動してパーミションとオゥナーを書き換えてやらないといけません。
#sudo su
password の入力
#cd /Volumes/hacintoshHD/Extra/Extensions
#chown -R root:wheel xxxx.kext
#chmod -R 755 xxxx.kext
とします。ここに xxxx.kext は機能拡張ファイル名です。また、当然ながらこれらのファイルを入れるフォルダたる Extensions も同じ属性になっていないといけません。だから必要なカスタム機能拡張をすべて Extensions に入れてから
#cd /Volumes/hacintoshHD/Extra
#chown -R root:wheel Extensions
#chmod -R 755 Extensions
とすれば簡単です。確か SleepEnabler もこのパッケージの repository の中にあったと思います。

ログのエラー内容に従って、まず HDA 関係(サウンド関係)の HDAEnabler.kext,LegacyHDA.kext を入れてみました。するとHDA 関係のエラーは止まりました。次にネットワーク関係のファイル、IONetworkingFamily.kext を追加。ネットワーク関係のエラーは止まりました。でも Waiting for DSMOS というメッセージから先に進んでくれません。

HackInstaller/Kexts_10.6/Misc_Patches/ 以下のファイル
fakesmc.kext
NullCPUPowerManager.kext
を使うようにしてやるとうまく起動に成功しました。
さっそく調べてみると AirMac はきちんと動作していました。

ここまでのカスタム機能拡張の投入で Hacintosh を起動してみるとハードドライブのアイコンが全てリムーバブル・ハードドライブのアイコンになっています。使っていないカスタム機能拡張は SATA 関係(ハードドライブ)の物なので、これを使ってみろという事なのでしょう。

Chameleon-RC4とRC5の一番大きな違いは、RC5ではカスタム機能拡張を使わないと、うまく起動できない事が分かりました。RC4を使っている限り、カスタム機能拡張の必要性は分かりませんでした。今回も面白かった。

2011年1月24日月曜日

AirMac on Hacintosh with OSX 10.6.6

Mac用のWiFi card を持っていたのですが、Hacintosh では使えないものと諦めていました。しかし、変換ボードなる製品があり、それを使えば使えるようになるとの噂を耳にし、試してみました。
変換名人 miniPCIe PCIe 変換ボードを使ってみました。WIFI card は AR5BX72(Atheros AR5008)という製品です。簡単に設定できたかどうかは条件次第です。

まず、組み立て。問題は二個あります。
一つは、WiFi card を止めるネジと下のボードのネジ穴が合わないのです。
以前、台湾から個人輸入したPCIe card があって、使われないまま放置していたのを思い出して、調べてみたら、こんなネジがありました。
このネジを使った場所が矢印(1)です。とはいえ、右側にあるようなヤスリを使ってボード上の穴を少し拡大させてやる必要がありました。同様にして下のネジ穴にも同じような処置をします。では、そのようなネジが無い人はどうするか?ネジを使わないでも問題は無いような気がします。
これがWiFi card です。これを変換ボードに差し込み(結構固い!)3個のアンテナ線を結線します。
これをコンピュータのPCIeスロットに取り付けようとすると、どうも変です。
これが二番目の不具合でした。コンピュータ側と変換ボードの金具とをネジで固定しようとすると変換ボードのバスがPCIeスロットから抜けてしまいそうになります。仕方が無いので、一番最初の画像にあるように、ボードの取り付け金具を折り曲げて対応しました。
それから、不具合がどうか分からないのですけれど、この変換ボードには取り付け金具面にLEDが一個あります。うまく動作すれば、このLEDが点灯するのかと思っていたら、まったく点灯しません。一体なんのためのLEDやら。こんないい加減な作りの製品が日本製とは思えませんねぇ。
最後に別売りのアンテナを取り付けます。変換名人無線LAN対応SMAアンテナという製品利用しました。アンテナ無しでの接続では、電波が微弱で実用的ではありません。でも三本も必要は無さそうで、一本でも実用的な電波強度になりました。
さて、これでEfi_xを使った場合には動作は完璧でした。でも、Chameleonを使った場合には、、、未だに動作していません。

2011年1月12日水曜日

Mac の日本語フォルダ名を英語表記しない理由

Mac の日本語フォルダ名を英語表記にする方法はよく知られていると思います。

以下の話は、その逆です。つまり、ある種のソフトウェアを使うと、いつの間にか日本語フォルダ名が英語表記になってしまいます。それがどういう名前のソフトウェアか、それは忘れてしまいました。そんな状態になった場合に何か不具合が発生しないでしょうか?

結論を申せば滅多な事では不具合が発生しません。英語表記になれば「システム」は「System」と表記されますし、「アプリケーション」は「Applications」と表示されます。そのようなフォルダを Terminal を使って内部ファイルを眺めてみると日本語ローカライズを示す「.localized」というファイルが存在しません。

「アプリケーション/ユーティリティ/ターミナル」を起動。
cd /Applications
で、アプリケーションフォルダへ移動。
ls -la .localized
と入力してみれば、「.localized」というファイルの有無が判明します。
無くなった「.localized」というファイルを復活させるには、Mac OSX が起動可能な別ドライブの同じフォルダから「.localized」というファイルをコピーしてくれば日本語フォルダ名が復活します。そんな面倒な事は嫌いだという人は、ターミナルから
touch .localized
とやってファイルを作成してもいいです。要するにファイルの内容はどうでもいいのであって、.localized という名称のファイルが存在すればいいのです。

さて、「iLife 11」というアップル社純正のソフトウェアがあります。「.localized」というファイルが存在しない OSX 10.6.5 で、このソフトをインストールしようとすると失敗します。どうしてでしょうか?順番にソフトをインストールしてゆくと「GarageBand」だけがインストールできないのです。すると「iLife 11」のインストーラーが部分的に壊れているのでしょうか?「.localized」というファイルが存在している OSX 10.6.5 で、このソフトをインストールしようとすると何の問題も発生しません。

という事は、このインストーラーは OSX の言語環境と/Applications/.localized というファイル内容の一致を確認しているのでしょうねえ。一致していないと困るのでしょうね。例えば「.localized」が無くても iPhoto はインストールできますが、それをインストール後に/Applications/.localized を復活させると iPhoto が起動不能になっています。まあ、再インストールが必要になるという事です。

二度目の結論です。「.localized」はあまりいじらない方がいいでしょう。

2011年1月9日日曜日

沖田神社

少し遅い今年の初詣に、岡山市内から少し東、百間川のほとりにある沖田神社に出かけました。前回、ここに来たのは23年前でした。当時は四輪は所有していませんで、代わりに自動二輪に乗っていました。だから、駐車場が不便でも困る事はありませんでした、、、。でも、久しぶりに到着してみると、お正月の直後だったせいか、様子がかなり違っていました。
拝殿はりっぱな新築になっている最中でした。以前の拝殿より、かなり巨大化しているような気がします。この拝殿の前を左に曲がりますと、縁起物を販売している通路を通って
道通宮の鳥居があって、その向こうに拝殿が見えます。右側は沖田神社の新拝殿です。
道通宮の拝殿から右手を見ると沖田神社の本殿が見えます。
本殿の裏側に廻ってみると、平成八年に設けられたという沖田姫の祠がありました。説明を読んでみると書かれてますけれど、本殿の下に祭神がいるのだと。
最初にここを訪れた時、宮司さんが、沖田姫の物語が描かれたパンフレットを手渡して下さいました。本当では無いという通説なんか糞くらえざーます。以来、お姫様のファンになってしまいました。

【続く】