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2026年4月22日水曜日

Apple2-IO-RPi

Apple2-IO-RPiは Raspberry pi Zero 2 Wを使ってApple II の周辺機器機能を拡張するカードです。
主な機能はWifiを使ってネットワーク接続できる事。
次にSD_Card上にApple II用のイメージファイルを置けること。
Raspberry pi Zero 2 W を使ってインストール

まず、Raspberry Pi Imagerを使ってRaspberry Pi OS(Bookworm 64-bit) Lite
をSD cardに書き込みます。
そのSD cardをRaspberry piに装着し、windowsマシンとUSB経由で接続します。 そしてWindowsマシンからsshでRaspberry piに接続します。 接続後

wget --no-cache -O - https://raw.githubusercontent.com/tjboldt/Apple2-IO-RPi/main/RaspberryPi/setup.sh | bash

でインストールできるとあるのですが、簡単にはできません。
ほとんど諦めかけました。

まずRapberry pi OS ですが、最新のOSでは駄目でした。 ちょっと古いBookwormを使ってうまくできたはずなのですが、 最後の部分で Unit file raspi-config.service does not exist というメッセージで止まってしまいます。 まあ、これは無視してもいいようですね。 問題はsetup.shというスクリプトの最後の方

sudo systemctl disable avahi-daemon.service
sudo systemctl disable triggerhappy.service
sudo systemctl disable raspi-config.service ← ここでエラー
sudo systemctl daemon-reload

なのでdaemon-reloadやってないだけなのです。

まず
sudo systemctl status apple2driver
としてドライバーが動作しているか確認します。

active(running)

という表示がされれば動作はOKです。

そして最後の行にあった
daemon-reloadを動作させます。
sudo systemctl daemon-reload

その後
sudo reboot
で再起動。

なのですが、Apple IIのモニター画面には"."が表示され続けるだけで 一向に前に進んでくれません。

いえ、これでうまく動作できる場合もあるようですので、その場合はここまでお終いです。

さて、ここから始めのwgetの行まで戻ります。

wget --no-cache https://raw.githubusercontent.com/tjboldt/Apple2-IO-RPi/main/RaspberryPi/setup.sh

でsetup.shというスクリプトをダウンロードします。
ここで
git config --global pack.threads "1"
というオマジナイを入力します。
setup.shはそのままでは実行できないので

chmod 777 setup.sh
sudo ./setup.sh

でスクリプトの実行が始まります。 これで以後は前回の通りです。

エラーが出て気持ちが悪いという人は
nano setup.sh
としてスクリプトの最後の方にあるraspi-configの行を削除して
sudo ./setup.sh
とすればエラーが出なくなるはずです。

Raspberry Pi Zero 2 Wはメモリが512MBしかないので、gitがマルチスレッドでpackを処理しようとするとメモリ不足になり、クローンが壊れた状態で完了してしまう。結果としてビルドされたバイナリも不完全で、Apple II側ではドットが延々と出るだけ(通信が確立できない状態)になっていたのかもしれません。

git config --global pack.threads "1"
これでgitのpack処理をシングルスレッドに制限し、メモリ消費を抑えることができます。

Apple2-IO-RPiカードは2台製作していまして、 1台目はうまく動作したのですが、2台目が動きません。

この画像をぼんやりと眺めていたら、遅まきながら気が付きました。 とんでもない勘違いをしていた事に。

画像左の5段に並んだ最下段は74LS245 Data Bus Buffer
一方、画像最上段は74LVC245 Input Level Shifter
つまりどちらも245なので、これを一緒の物だと勘違いしていた訳。

最初に提示した画像の左最下段にあるTTLで、これが74LVC245だとわかるかもしれません。
そういう次第で、何度やってもApple II側でApple2-IO-RPiカードの起動ができなかったのです。 途中でモニターに落ちていました。

最初の画像でEEPROM AT28C64Bのソケットのチップが入っていませんでしたけど。 これには訳がありまして、Apple2-IO-RPiカードの起動ができない間、何度もApple IIスロットにカードを 抜き差ししていて、疲れていたんでしょうね。逆刺ししてしまいました。そしてAT28C64Bは昇天してしまいました。

Windowsで消せないファイル

Windows10のエクスプローラーでどうしても削除できないファイルがいつの間にかできていました。
何かをインストールしたはずみに出来たものだと思いますが、はっきりしません。
そのファイルをPowershellで見ますと、下記のようになってました。

Mode LastWriteTime Length Name
---- ------------- ------ ----
-a---- 2025/06/04 8:15 32768 StateRepository-Deployment.srd-shm
-a---- 2025/06/04 8:15 32768 StateRepository-Machine.srd-shm

最近になってやっと削除できたので、忘備録として書いておきます。特に物忘れが多くなってきたので。
Powershellでcaclsというコマンドを使って削除したいファイルの削除権を設定するのだそう。
削除権を設定したいユーザー名が不明ならば

net user

でユーザー名を調べてから使います。
このファイルの場合は

cacls StateRepository-Deployment.srd-shm /g tagosaku:f

tagosakuはユーザー名なので自分が使っている名称に書き換えて。
これができれば後は簡単で

rm StateRepository-Deployment.srd-shm

で削除できました。

2026年4月11日土曜日

BlueSCSI WiFiと漢字Talk 7.5.3

BlueSCSIでRaspberry pi pico WiFiを使ってMacintoshでインターネット接続をしてみました。

MacintoshはLC475を、OSはMacOS 7.5.3とMacOS 8.0を使いました。

MacOS 8.0に設定文書を読みながらDynaPortの設定をしてみると簡単にインターネット接続できました。

次にMacOS 7.5.3です。

これはまったく歯が立ちませんでした。
いや、正確に言うと、漢字Talk 7.5.3ではインターネット接続ができませんでした。
ところが、MacOS 7.5.3(英語版)ではインターネット接続できました。
では、MacOS 7.5.3(英語版)+ 漢字Talk 7.5.3のことえりシステムをインストールしては?

結果はインターネット接続ができませんでした。

まあ、そんな事ならMacOS 8.0で日本語を使ってWiFi接続でOKではないのかと。
それにWiFiさえ諦めれば、漢字Talk 7.5.3を使う事ができるのですから。
ただねぇ、LC475は別売されたネットワークカードをPDSスロットにささないと ネットワークが使えないのです。でも、PDSスロットにはすでにApple IIe Cardが ありますのでネットワークカードは却下です。
Apple IIe Cardは MacOS7.5.3が上限のようで、それ以後のMacOSでは使えないとの事。 まあ、そういった事情がありまして、最後に試したのが Japanese Language Kitという、英語システムに日本語を組み込むアプリです。

これは1.44M Floppy Disk 13枚に収納されています。
ただ入手したJapanese Language Kit インストーラーがある一枚目のディスクがディスクエラー。
ディスクを修復できないものかと探してみましたらDiskDup_Proというアプリがあるそう。
これはちょっとしたディスクエラーなら読み出して、ディスクイメージファイルを作れるとの事。

で、やってみました。
1回や2回では当然エラーで中断されます。でも10回20回となるとエラー発生までの時間が延びてきて 30回を越えた頃になんとかディスクイメージファイルが作れました。
そのディスクイメージファイルを新規の2HDフロッピーに書き込んでInstallerが使えるようになりました。
さて
MacOS 7.5.3(英語版)+ Japanese Language Kit でどうだったかというと
インターネット接続できました。

Sega Saturn (VA0) CD drive board recap

Sega Saturn (VA0) CD drive board recap Sega Saturn (VA0) CD drive board recap

電圧 容量 個数
10V 220μ 1個
10V 100μ 3個
10V 47μ 1個
16V 22μ 1個
25V 10μ 1個
50V 4.7μ 1個

2026年1月3日土曜日

About BlueSCSI

BlueSCSIという装置がある。
これは68000系のCPUを持つレトロなコンピュータの SCSI接続のMass Storage、代表的にはSCSI接続のHARD DRIVEなどの 役割をSD CARDにさせようというものだ。
昨今、中古のSCSI HARD DRIVEなんて大抵動作不能になってる。

この装置、内蔵用と外付け用(DB25)の2種類ある。 動作可能なコンピュータは68K Macintoshが本来の対象となっている ものの、Amigaなどでも動作実績があるようだ。
そこで、Amiga2000に「GVP GForce 030」を入れて、その外部SCSIを使って BlueSCSIを導入してみることにした。
調べてみると、導入方法は簡単なようで、 SD CardにHARD DRIVEのイメージファイルを作るといいようだ。 Macintosh用には「disk-jockey」なるWindows用のアプリがある。 そのアプリでもいいのかもしれないが、 「CiderPress2」というWindows用のアプリを使ってみた。

ここまで書いてみて、何となく筋書きがわかる方もいるでしょう。 BlueSCSIは、どうやっても使えなかった。

これはGVP deviceがうまくいかない原因だろうと、 「Amiga A2091」に変更して、そのSCSI(DB25)コネクターを使う事に しました。これはCommodoreの純正品だからうまく行くはず。 でもダメでした。
仕方がない。68K Macintoshを手に入れてBlueSCSIを使ってみる 事にしました。これなら動作確認されているのだからOKのはず。 でも、まったく動作しません。
ここまでたどり着くまでに約一か月。 これはBlueSCSIがおかしいのではないか、と疑い始めました。 それならfirmwareを書き換えてみてはどうだろうか? で、やってみました。

Windows上にUSB deviceとして認識されたので、新しい UnivesalFirmwareを放り込んでみました。 すると途中でエラーが発生します。

外付け用(DB25)BlueSCSIはプラスチックケースに特殊なネジで封印されて いますので、それを開けてみるには特殊ドライバーを入手しないと いけません。それをドライバーの規格がわからないまま数週間が経過し、 複数のドライバーを購入した結果、やっとの事でプラスチックケースを 開く事ができました。

開腹なったBlueSCSIを使ってみると変な事にすぐ気が付きました。 「Raspberry pi pico」が触れないくらい熱いのです。 こりゃーどこかショートしてるか発振してる。
拡大鏡を使って調べてみましたが、どこにも異常は見当たりません。 ここまで来ると、もう意地です。どこが問題なのか わかない事には収まりがつきません。
で「Raspberry pi pico」を壊していきました。 BlueSCSIを作ってる人達、何故「Raspberry pi pico」をソケットでは無く 半田で直付けするのか、製品に絶対の自信があるのでしょうねぇ。 で、結局、この写真です。

外付け用(DB25)BlueSCSIは製品としては完全に失敗作だと思います。 内蔵用のBlueSCSIを使ってみましたら、68K Macで簡単に動作しました。

2025年12月13日土曜日

Recap of Amiga2000

Amiga2000の交換用電解コンデンサーの種類 Amiga2000の交換用電解コンデンサーの種類と数(revison 6.3)

電圧 容量 個数
16V 220μ 4個(axial)
16V 220μ 1個
16V 470μ 4個
16V 47μ 13個
35V 22μ 7個
35V 4.7μ 3個

さて、Amiga2000の分解をしましょう。 EGGマウスはMSX仕様を改造してAmiga用にしたものですので。


アキシャルタイプのコンデンサーは交換が少し困難でした。
交換途中です。
たっぷり半日。

2025年12月2日火曜日

Amiga 1200 video fix

Amiga 1200 fix

中古の Amiga1200を使っていて今まで気が付かなった不具合があった。 気が付かなったというのは、Amigaのビデオ出力をNTSCだけで使っていたから。

それを最近になってRGB出力経由で15KHzのモニターに接続してみたのだ。

するとどうだろう、フロッピードライブにアクセスがある度にモニター画面が暗転するのだ。 ドライブにフロッピーディスクを入れてなくてもアクセスは約2秒毎に発生するのですから、 これは使いものになりません。

でも、こんな問題は電解コンデンサーが古くなったのが原因だろうと考えて、コンデンサー を新しい物に交換してみました。でも状況は好転しませんでした。

この現象をFlickerと呼んでいいのかは別にして、 とりあえずFlickerと呼んでおきます。

ネットを検索していますとFlicker現象の問題発生の 報告がありました。最後の方に検索にひっかかったのはDACチップの基準電圧の問題でした。

出典がどこにあったのか忘れてしまいましたが、それによると、 いつの頃かわからないがAmiga1200のDACチップが新しいチップに交換されたらしい。 DACチップの基準電圧として1.2Vを入力する必要があった(古いDAC)のだが、新しいDACチップ では1.2Vの必要が無くなったらしい。その移行がスムーズに行けばよかったのだが 一部フィリッピン辺りで製造されていたマザーボードでは古いDACが無対策のまま出荷されたとの事。 その結果フロッピーディスクドライブにアクセスするとDACへの基準電圧が低下して Flickerが発生する事があるとの事。

Amiga1200のマザーボードになるDACチップのすぐそばに8pinSMDの未取付ランド(D215)がある。そこが1.2V 電圧をDACチップに送る部分です。

対策として、ここに2.0~4.0μFの電解コンデンサーを(-側が4pin,+側が8pin)接続するか、 1.2Vのツェナーダイオードを接続するか、LM385という8pinのSMDを取り付けるといいのだそう。 1.2Vのツェナーダイオードなんてどこを探しても無い!電解コンデンサーは何だか気が引ける。 LM385を探してみたらありました。LM385M-1.2/NOPBという型番。1.2というのは1.2Vという意味 なんでしょうねぇ。

それを取り付けたのが下の写真です。取り付けは簡単に4pinと8pinしか半田付けしていません。 これでFlickerが出なくなりました。

本Amiga1200のkickstart ROMは3.1ではなく3.0でしたので、古いAmiga1200を持っている人には参考になるかもしれません。

【追記】その後、よく調べてみたら古DACの型番が「ADV101KP30」、新DACの型番が「VP101-3BA」のようですね。なので本Amiga1200は新DACですね。つまりFlicker対策版のDACでも30年程の時間経過でFlickerが出現したという事なのでしょう。