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2012年7月23日月曜日

ELECOM 詰め替えインク キヤノン BCI-325 326対応

最近プリンターをCanon PIXUS ip4930に買い替えました。
しばらく使っていると1ヶ月もしないうちにインク交換になりました。
このインクが高価で、1セットで5千円ほどもかかる。
以前使っていたインクジェットプリンターと比べてみても、それほど高頻度にプリンターを使っているわけでもないのに、これほどの短期間にインク交換になるとはひどい。
そこで、互換インクという物を使ってみました。写真を印刷するわけでもないので、細かい事を気にする必要もないだろうと思っていました。
でも、互換インクでは何故か黒線がかなり太くなってしまうのです。これでは小さい字の印刷に問題があります。
さらに探していると、詰め替えインクという製品がELECOM社から発売されているのに気がつきました。
ウェブ上の商品説明を読んでみると、使い終わった純正インクカートリッジに穴をあけ詰め替えインクを注入して再使用する、という物でした。
うまく作業ができるか不安でしたが、思ったよりも簡単でした。
作業の手順書を読んで誤解しそうな箇所が何カ所がありました。
作業は大きく分けて3つの工程があります。

(1)インクカートリッジのICチップをリセッターという装置を使って初期化する。
(2)インクカートリッジに穴開け装置を使って穴を開ける。
(3)詰め替えインクをカートリッジに注入する。

(1)の工程はICチップにインクが満タンだと認識させる作業で、誰がやっても誤解しそうな箇所は無さそうです。インクカートリッジの赤いLEDがピカピカ光るのが面白かった。

(2)穴開けはBCI-326の小さなカートリッジは添付の装置で問題無く穴を開けられたけれど、BCI-325BKの大きなカートリッジは最後のパチンという音がするまで穴開けができなかった。そこで、手持ちのドライバーセットから千枚通しを持ち出して、途中まで開いた穴につっこんで少し押すとうまくパチンという音がした。

(3)誤解し易いのは、1回分のカートリッジに注入するインク量でしょう。手順書にはその事が書かれていません。交換インク用ボトルの上室がいっぱいになるまでインクを満たし、それが1回分の注入インク量であるかのような記載があります。そうではなくて、交換インク用ボトルを手で圧迫するのを止めてみると上室のインクが半分程度まで減ります。それが1回分の注入インク量ですね。これが判ると、インク注入時にカートリッジから溢れたインクで手を汚さずに済みます。

作業を終えたカートリッジを互換インクと取り替えて使っていますと、黒の太線が細くなり、大変満足しております。

つごう2セット、計10個のカートリッジに穴開けした感想ですが、BCI-326には簡単に穴が開けられます。ただ、BCI-326BKだけはインクがまだ充分あるのに、インク交換が必要だというメッセージが出ている事が判りました。このカートリッジだけは、穴開けとインクのちょい補充で充分でした。
BCI-325BKはカートリッジが大きいためか、付属の工具で簡単に穴は開きません。別の道具で工夫する必要がありそうです。そして、一部の製品でしょうが、穴開けする工具でいくらBCI-325に深くネジこんでもパチンという音がしないばかりか、ネジを逆回転させてもネジがまったく抜けて来ません。これには参りました。ペンチでネジを引き抜く方向に力を加えながら回転させて、やっとネジが抜けました。明らかに不良品ですね。その後も数個のBCI-325BKに挑戦しましたけれど、次第に穴あけは付属の道具では無理だという結論に至りました。次善の策として、模型店で直径が2.0mm程度のピンバイスを入手されるとよいでしょう。2.0mmというのは、およその目安ですので、もう少し太く2.5mmくらいがいいのかもしれません。つまり、付属の工具でカートリッジの穴開け位置を決めておいて、その後でピンバイスを使うという事です。付属の穴開けネジと太さが同じように見えるピンバイスビットを使って穴開けすると(多分直径2mm)、無事に穴が開くのですが、作成した穴の大きさが小さいためか付属のキャップで穴に蓋をする事ができません。少し大きめのピンバイスビット(多分直径2.5mm)で穴開けして、穴の周囲、カートリッジ表面でギザギザになったビニールカバーを穴に沿ってカッターで切り取ってみると、何とかキャップでカートリッジに開けた穴に蓋をする事ができました。


ピンバイスを使っていて少しコツがある事がわかりました。上の写真は、ピンバイスを使って掘り出したプラスティック製球体です。ELECOM 詰め替えインク付属のネジで穴開けしていて、最後に何かカートリッジ内に落ちる音がしていたのは、これだったんです。ピンバイスを使ってゆっくりと穴を開けていると、最後になって、ピンバイスが僅かですけれど、進みにくくなります。ピン先がこの球体に到達した合図なんです。ですので、うまく頃合いを見計らってピンバイスを抜くとピン先にこの球体を付けたまま抜く事ができます。頃合いを間違えると、左側のように無惨に壊れてしまいますけどね。そうそう、小さいカートリッジは直径2.5mmのピンバイスでOKでしたが、大きいカートリッジは最初2.5mmで開始し、穴周囲に付着するビニールをカッターで除去しながら、途中から3.0mmを併用した方がいいようです。

話は変わって、調子に乗ってEPSONのインクジェットプリンターにも詰め替えインクがあるので、購入を検討してみたのですが、、、。
EPSONの方は、詰め替えインクに対するプロテクトがあるようですね。

2012年7月2日月曜日

MobileMeのiDisk代替

アップルのMobileMeが2012年6月末で廃止されるにつき、MobileMeのiDiskの代替をどうするか考えていました。
いろいろと候補はあるようですが、DropBoxに決めました。別にこれといった理由は無いのですが、1ファイル長の制限が無い点が気に入ったのかもしれません。
DropBoxを開始するにはこちらのサイトにアクセスして専用アプリケーションをダウンロードしてくるだけです。
なおDropBoxをインストールしてから、同サイトにログインしてみるとウェブブラウザーで同期中のファイルを見る事ができます。そしてブラウザー経由でファイルをアップロード・ダウンロードができます。
そうそう、これがDropBoxに決めた一番の理由かもしれないが、PowerMac G5 の PPCマシンでも専用ソフトが動作するのですよ。ソフトをインストールするとファインダーのメニューバーの左側に淡蒼色のDropBoxアイコンが表示され、そこにマウスポインターを近づけると未同期のファイル数とアップロード速度が表示されます。
どういう風にファイルをアップロードするかと申しますと、Mac OSXのユーザーディレクトリーにDropBoxというフォルダーが作成されていますから、そこにアップロードしたいファイルを移動させます。すると、自動的にアップロードが始まります。

こうしておいて、別のマシンにDropBoxをインストールしてログインすれば、そのマシンのDropBoxフォルダーの中に同期したファイルがダウンロードされる事になります。

さて、そうやって使っていますとPowerMac G5のような遅いマシンではファインダーの速度が目に見えて低下します。ひょっとすると速度が半分近くまで低下しているのではないと思われるほど遅くなる。そういった場合はメニューバーにあるDropboxアイコンから同期の一時停止を選択してやれば速度は改善します。
それでも遅いと感じたならDropBoxを終了させればいい。一旦ファイルのアップロードが完了すれば、常時同期をとる必要は少ないでしょうから。