Windows7 で seti@home の計算をさせていたのですが、近頃なんだか計算エラーが多くなってきた。
そう思っていたら、ある時急に Boinc アプリケーションが暴走状態になり、キーボードの入力が不能になり、ウィンドウはデスクトップに張り付いたままでマウスで動かせなくなってしまいました。
なにぶん急いでいたので、電源オフで対処いたしました。
ところが、再び電源オンにしてみると、Windows7のブート途中で一瞬ブルースクリーンが0.1秒表示された後、リブート。
いろいろ試してみましたが、すべてブルースクリーン後、リブート。
「スタートアップ修復」しか選択枝がありません。
ところがWin7のインストールDVDから起動して画面下に白い帯が表示され、その後ファイルを読み込み、画面が暗転、、、、いつまでたってもモニター画面は真っ黒のままで、あの青いウィンドウのインストール開始画面に到達できません。「スタートアップ修復」というのは、その後のオプションですからね。
しかし、偶然にもハードウェアの接続を工夫する事で何とかあの青いウィンドウのインストール開始画面に到達。「スタートアップ修復」をクリックしてみると「回復ディスクに互換性が無い。」などと意味不明のメッセージだけで、まったく先に進めない。「Shift+F10」でコマンド入力へ。
>diskpart と入力できた!でも待てどくらせど DISKPART> というコマンドプロンプトが出て来ない。先に進めない!
これだけなら「呪い」なんて話にはなりませんね。
USB stickをブートデバイスとして起動をかけようとしてみると、別のマシンなら簡単に起動できるのに、問題のマシンでは起動途中で止まってしまい、永遠に起動途中のままです。これではどうしようもないので、新しいHDDを用意して、Win7のインストールDVDで新規インストールをしようとしました。でも「すぐにインストール」をクリックした後、次の画面に変わらないのです。リングカーソルが廻りぱなし。そうこうしている内にHackintosh用のHDDも損傷を受けたものとみえ、ブートドライブ選択画面から先に進まなくなりました。
ここまでくると、マザーボードが壊れたのではないか、とか、メモリーが犯人ではないかと疑心暗鬼になります。
でも、違いました。問題のHDDを正常に動作しているマシンに取り付けると、正常だった動作がおかしくなりました。まるでウィルスですね。そう、犯人は最初にトラブルを起こしたHDDだったのです。そのHDDを外すとソフト的な損傷は別にして、きちんと動くようになりWin7のインストールも無事に完了しました。Macintoshの世界では、壊れたデバイスが別のデバイスの動作に悪影響を与えるという事は聞いた事すらなかったので、Windowsの世界の奇妙さに驚いた次第です。
ちなみに、Hackintoshから呪いのHDDの内容はのぞく事ができたのですが、新規インストールしたWindows7からは呪いのHDDアイコンは表示こそされども内容をのぞく事はできませんでした。
そうそう、計算エラーの方を忘れておりました。マシン内部のホコリを奇麗に掃除したら、エラーが出なくなりました。