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2025年6月20日金曜日

Apple IIe Power supply explosion

前回、Apple IIe用の電源を修理して1週間。別の Apple IIe に電源を入れてFloppy Driveの動作テストをしていた時だ。いきなり「バチン」と大きな音がして火花が散った。そして嫌な臭いとともに白い煙がIIeから立ちのぼった。あわてて電源をオフにした。においは30分ほど漂っていただろう。
IIe から電源(PSU)を取り外してみた。
高圧側のRIFAコンデンサーが爆発していました。コンデンサー爆発の破片がPSU BOX内に飛散してました。ということでRIFAを取り換えて、ついでに電解コンデンサも交換してみました(Recap)。

2025年5月31日土曜日

Repair Astec Power Supply for Apple IIe

電源が入らなくなった Apple IIe を入手した。手持ちの IIe 用電源を接続してみると IIe は無事に起動した。 電源の故障に関してネットから情報を探してみると、そこそこの情報があった。
Apple IIe PSU : Apple II Astec Power Supply AA11040B
(1) AC 入力側の 0.1uF RIFA を交換する。 --->効果無し。電源出力はいずれの端子も 0V.
(2) 電解コンデンサーを新品の製品に交換する。--->効果あり。
ただし、電圧の出力端子の 12V には 1.5V, 5V には 1V しか出ていない。 それに電源基盤のどこからか知らないけれど「チッチッチッ」と音が断続的に響く。 この件に関しては C7 の交換が効果があったのだと思ってる。 ただ、このままでは電源として使えない。
●電解コンデンサーを新品に取り換えた
よく調べると L5 の頭部が一部焼け焦げていたので、てっきりこれが故障の原因かと思ったが、違った。
(3) D4,D5,D11 の交換。--->効果無し。
(4) D6 の交換。--->効果あり。
出力電圧は +12, +5, -12, -5V ともに正常となる。 それに「チッチッチッ」という音も消えた。 ただ D6 というパーツ探しに時間がかかった。整流器としての規格は D6:3A,50V なのだが、 適当な製品が見つけられなかったので、3A, 200V の製品 1N5417TR を使った。
●古いD6を取り去る前
●新しいD6を放熱板に差し込む
【参考】 (1)回路図とパーツリスト:https://bitsavers.org/pdf/apple/power_supply/Astec_Power_Supplies_Aug82.pdf