日本では食されていなかった牛肉が、明治時代にすき焼き料理として普及したと記憶している。明治時代以前は漫画のカムイ伝にあるように一般民衆の食べる物では無かった。だから牛の生食は鬼畜(野郎)の所業だったわけだ。個人的にはクジラ肉以外のナマ肉を食べた事はない。しかし、世の中はちゃくちゃくと変化しているようだ。
平成23年、生の牛肉を使った食事で食中毒が発生した。
「ユッケ」がどんな物なのか、私は知らないし、いわんや見た事すらない。それがテレビでは食べられなくなると大騒ぎだと報道している。一体全体、どんな人がそんな事で困るというのだ?地球のどこかでは食べ物が無くて餓死する人もいるというのに。
私もかつては、食べ物が無くてひもじい思いをした事がある。簡単にひもじいと書いているけれど、全身の力が抜けるような虚脱感は実際に体験しなければ理解できないだろうと思う。
これと似た話は過去にもあった。「マグロ」である。マグロの刺身を知らないわけでは無いが、最近になるまで食べた事もないし食べたいと思った事もなかった。それをテレビは食べられなくなると大騒ぎで報道していた。そんな食事ができなくなったって誰が困るというのだ?いや、その前にそんな食事を誰がしてたのだ?私には外国のお話のようにしか聞こえない。
電波は公共性のある物だから、あまりどうでもよい事でヒステリックに騒ぎ立てるのは大人の態度らしくないと思う。
まして報道してよいものを意図的に無視して報道しない事が多々あると思うが。原発事故初期の報道などはその典型だな。
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