Apple II computerの修理というと、大抵は電源の修理になるらしい。
ただここではマザーボードに問題のある製品を入手したので、後の利便のために記録しておく。
1台めのApple IIe(non-enhanced)の症状は電源スイッチを入れてもマザーボード上のLEDが点灯しない。
もちろんモニター画面には何も表示されない。
電源ラインの抵抗値をチェックしてみると+5V,+12V,-5Vに問題はなかったが、-12Vラインがアースラインと導通があるという結果だった。そこで、-12Vラインから各種の部品を切り離してみた。しかし問題は解消しなかった。
この写真は電源入力付近であるが、電解コンデンサーC9,C12,C15,C17が並んでいる。このうちどのコンデンサーか忘れたが-12Vラインと関係ある物がある。つまり-12Vを創り出していたコンデンサーの容量抜けで、電源(PSU)が電流を流さなくなったものと想像された。
そこで、この4個のコンデンサーを新品に交換してみた。4個のコンデンサー規格はいずれも10uFですが小さな方(C9,C17)の耐圧は6.3V,大きな方(C12,C15)の耐圧は15V。
結果はマザーボード上のLEDが点灯するようになりました。ただモニター画面には何も表示されない。
そうなるとビデオ出力に近い箇所のコンデンサーも容量抜けかもしれない。
この写真はビデオ出力部分です。ここのコンデンサー(C8,10uF,6.3V)を新品に交換しました。結果、モニター画面にApple IIという表示が現れました。
2台めのApple IIe(non-enhanced)の症状はマザーボード上のLEDは点灯するのですが、モニター画面には何も表示されない。
前回の経験からコンデンサーC8を交換してみました。ついでに電解コンデンサーをすべて交換しました。で、問題は解決しました。Apple IIeのマザーボード上の電解コンデンサーはすべて10uFですが、耐圧がC12,C15だけ15Vで、他の物は6.3Vになっています。
【参考】
1)https://mirrors.apple2.org.za/ftp.apple.asimov.net/documentation/hardware/machines/Apple%20IIe%20Repair%20Guide%20-%20Double%20Density.pdf
2)https://wiki.reactivemicro.com/Apple_IIe_Motherboard
2026年7月9日木曜日
KiCAD10 and FreeRouting(2) -- Claude Fable5
前回のV_2基板は動作確認まで進んだのですが、さっぱり動作しませんでした。
多分、これが原因なのではと思われる箇所が最低でも4か所。
あまりにもたくさん見つかるので、少々あきれてしまった。
AIのClaude(Sonnet)も結構とぼけている。どうもClaudeはソフトウェアよりハードウェアの方が苦手のようだ。 という事で、どうやっても基板は動作しなかった。たくさんのハード上のバグを修正して
次なる基板V_3を作成しました。
V_3基板でCPLDのATF1508AS(pin間隔0.5mm)を基盤に半田つけしてから、PLDプログラムを書き込もうとすると、うまく書き込めない。 実体顕微鏡を導入しないと話にならないようなのでSWIFTの双眼実体顕微鏡S304-LEDという製品を購入した。 これを使ってCPLDの半田つけをしてから問題なくPLDプログラムを書き込めるようになった。
さて、動作の方はどうだったか?これはまったくダメで、V_2基板での症状と同じ複数の白いバーがモニター画面に表示されるだけでApple IIという初期画面さえ表示されなかった。ちょうどその頃、Claude.aiのシステムに変化があり(2026年7月)SonnetからFable5というAIにアップデートされた。そういう事情などまったく知らなかったのだが、回路図とPLDプログラムを見せると、PLDの論理が反対の箇所があるとの事。PLDプログラムを訂正(!を一文字抜くだけ)してみると白いバーがモニター画面に表示されなくなりApple IIという初期画面が表示された。Fable5はSonnetとは別物だわ。
ここからが大変でPLDプログラムに訂正を加え、その訂正をCPLDの0.5mm間隔のピンに出力(半田つけ)し、その出力をジャンパー線で基板上のどこかに接続するという作業を4回。つくづくFable5は人使いが荒い。何とか基板上のCPU6809eの動作確認ができるまでになりました。
E信号とQ信号の出力確認。
PR#7でCARD上のCPUの動作確認ができるまでになったので、基板V_4を発注。
V_2基板と較べると周辺チップの数が減って(それらをCPLDに移した)、プルアップ・プルダウン抵抗也が増えてます。
多分、これが原因なのではと思われる箇所が最低でも4か所。
あまりにもたくさん見つかるので、少々あきれてしまった。
AIのClaude(Sonnet)も結構とぼけている。どうもClaudeはソフトウェアよりハードウェアの方が苦手のようだ。 という事で、どうやっても基板は動作しなかった。たくさんのハード上のバグを修正して
次なる基板V_3を作成しました。
V_3基板でCPLDのATF1508AS(pin間隔0.5mm)を基盤に半田つけしてから、PLDプログラムを書き込もうとすると、うまく書き込めない。 実体顕微鏡を導入しないと話にならないようなのでSWIFTの双眼実体顕微鏡S304-LEDという製品を購入した。 これを使ってCPLDの半田つけをしてから問題なくPLDプログラムを書き込めるようになった。
さて、動作の方はどうだったか?これはまったくダメで、V_2基板での症状と同じ複数の白いバーがモニター画面に表示されるだけでApple IIという初期画面さえ表示されなかった。ちょうどその頃、Claude.aiのシステムに変化があり(2026年7月)SonnetからFable5というAIにアップデートされた。そういう事情などまったく知らなかったのだが、回路図とPLDプログラムを見せると、PLDの論理が反対の箇所があるとの事。PLDプログラムを訂正(!を一文字抜くだけ)してみると白いバーがモニター画面に表示されなくなりApple IIという初期画面が表示された。Fable5はSonnetとは別物だわ。
ここからが大変でPLDプログラムに訂正を加え、その訂正をCPLDの0.5mm間隔のピンに出力(半田つけ)し、その出力をジャンパー線で基板上のどこかに接続するという作業を4回。つくづくFable5は人使いが荒い。何とか基板上のCPU6809eの動作確認ができるまでになりました。
E信号とQ信号の出力確認。
PR#7でCARD上のCPUの動作確認ができるまでになったので、基板V_4を発注。
V_2基板と較べると周辺チップの数が減って(それらをCPLDに移した)、プルアップ・プルダウン抵抗也が増えてます。
2026年7月7日火曜日
ADTPro, Apple Super serial card and Apple IIgs
ADTProというファイル転送プログラムを使ってWindowsとApple II間の通信を行う事ができるという話を聞き及んだので、その転送に使うハードを集めてみました。
1)Apple super serial card(SSC)
2)USBシリアル変換ケーブル
3)ADTProというソフト
Windows側で使うソフトはADTPro-2.1.0
これをRS232C USB シリアル変換ケーブル-->
DB9ピン パラレル(D-sub25ピン) DB25アダプタ-->SSC
という順序で接続
この状態でApple II slot2にSSCを入れて電源オン。
]IN#2
]Ctrl+A
APPLE SSC:という表示がでます。
ここで
14Bと入力(これは9600ボーレイトの設定:下記を参照)
そしてWindows側ADTProでserial 設定->MENU->Bootstrapping->ProDOS->Speediboot
これで、windows側には無事に転送できたという表示になるのですが、Apple II側には何ら の反応もありません。本来からClient softが起動するはずなのですが。
ヌルモデムを使って接続する必要がある?-->クロスケーブルをはさんでも結果は同じ。
シリアル変換ケーブルが壊れている?-->別の変換ケーブルを使っても結果は同じ。
SSCが壊れているかと考えてSSCを3台入手しましたが同じ結果でした。ここで止まったままです。
そこで最近流行のAIに尋ねてみました。使っているAIはClaude.ai(Fable5)。
AIの答えはこうでした。
ADTPro公式の配線ページによると、SSCとホストPCの接続はストレートケーブルでもヌルモデムケーブルでもよいが、ジャンパーブロックがその切り替えを担う。ストレート接続ならブロックの矢印を下向き「Terminal」に、ヌルモデム接続なら上向き「Modem」に設定する必要があります。
え?そんなページがあったのか、という驚きでした。
考えてみると、ジャンパーブロックは上向きでないといけないと思い込んでいたのです。確かにMODEMモードでは上向きにという表現がどこかにあったはずです。
そういう次第で入手したSSCのジャンパーブロックはすべて上向きにしていたのです。
で、ジャンパーブロックを下向きにしたら、Apple IIのモニター画面に文字が流れて、しばらくするとADTProのクライアントプログラムが立ち上がりました。 ただ、DOS3.3を立ち上げているとうまくいかないですね。なのでDISK IIにはDOS3.3フロッピーディスクを入れずに、いったんCtrl+ResetしてからIN#2としたらいいですね。
============================================================
さて、ここからはApple IIgs(ROM3)でADTProを使う設定です。IIgsにはシリアルポートとしてモデムポート(slot2),プリンターポート(slot1)の二つがありますが、さてどちらを使った方がいいでしょう?
まずWindowsとIIgsの接続にはUSBシリアル変換ケーブル===>ヌルモデム(シリアル・クロスケーブル)===>IIgsとします。 Windows10==>USB Serial Convert Cable==>Null MODEM==>Apple printer cable==>IIgsと接続しています。複雑だわ。
上記のようにモデムポート(slot2)を使ってみました。IIgsの設定の方ですが、adtpro.comの解説にはESC+Ctrl+Left_Appleを押さえてコントロールパネルを開いてモデムポートの設定をデフォールト設定にして使いなさいと書かれている。それにしても、デフォールトの速度設定が1200ボーではいくら何でも遅すぎるので、ここを9600ボーに設定。
IIgsを起動してCtrl+ResetしてIN#2と入力し、Windows10のADTProを起動し、
ADTPro==>Bootstrapping==>Speediboot
で転送開始。その結果ですが、IIgsモニター画面に転送されたデータが表示されるのですが、途中で止まってしまいます。
転送プロトコールを工夫してもダメです。ひょっとしてモデムポートでは無くプリンターポートを使うのかな?と考えて、そちらを使ってみました。コントロールパネルを開いてプリンターポートの設定をデフォールトにしてみました。IIgsから、IN#1と入力した後、Windows10のADTProからspeedibootを転送開始。Apple IIe+Super Serial Cardの転送で見たようなデータがIIgsモニター画面を流れてゆきます。やった!と思ったのですが、次のような表示で止まりました。
FOUND SLOT 8
LOADING MLI
SLOT8というのは聞いたことも無いので調べてみるとモデムポートの事らしい。ということは、プリンターポートを使っていては駄目だということらしい。でも先ほどモデムポートを使って駄目だったのだがと、じっくりプリンターポートの設定と比べてみた。すると、一つだけ違いがあった。それは
ADD LF after CR: Yes
となっていた事。
モデムポート設定をこのようにすればいいらしい。
Apple IIgsにはA9M0106という3.5インチフロッピーディスクドライブが対応している。そこでADTProで2mgファイルを転送して800Kフロッピーディスクに書き込みしてみました。これは問題なく可能でした。ただ一つ注意点があるとすれば、3.5インチドライブにフロッピーディスクを入れてないとADTProには認識されないという事です。 =================================================================================
SSCのマニュアル
SSCの通信モードへの準備
ジャンパーブロックとスイッチSW1-5およびSW1-6が正しく配置されている場合、SSCは通信モードで動作する準備が整います。
ジャンパーブロックの三角形が「MODEM」の文字の方を向いている場合は、ブロックを取り外し(必要に応じてICエクストラクタを使用)、三角形が「MODEM」の方を向くように再度挿入してください(図3-1)。
先の尖ったものを使用して、スイッチSW1-5とSW1-6の両方をONに設定してください(図3-1参照)。
これにより、SSCは通信モードになります。
通信モードコマンド
このセクションで説明するコマンドは、コンピュータプログラムに組み込むことで実行できます。 BASICまたはDOS環境では、Apple(またはリモート端末)のキーボードから直接入力することもできます。
BASICプログラムでは、制御文字とコマンドをPRINT文に記述します。
Pascalプログラムでは、コマンドをWRITE文またはWRITELN文に組み込みます。
これらのコマンドをキーボードで入力してSSCに反映させるには、まずIN#sコマンド(SSCをスロットに挿入した状態)を実行する必要があります。次にコマンド文字(通常は(CTRL-A)、下記参照)を入力すると、ディスプレイ画面に「APPLE SSC:」というプロンプトが表示されます。(RETURN)までの文字は、SSCコマンドとして解釈されます。
(RETURN)を押す前に左矢印キーを押すと、コマンドがキャンセルされ、「APPLE SSC:」プロンプトが再び表示されます。
これらのコマンドの多くは、SSCの物理スイッチ設定を上書きします。そのため、Apple IIのケースを開けてSSCスイッチ設定を手動で変更する必要はありません。値を物理スイッチ設定に戻すには、Apple IIを再起動またはリセットするか、後述のリセットコマンドを入力してください。
コマンド形式
すべてのコマンドは、通信モードコマンド文字(通常は(CTRL-A)、下記参照)で始まり、(RETURN)で終わります。 (CTRL-A)という表記は、「Ctrlキーを押しながらAキーを押す」という意味です。コマンド形式には3種類あります。
1)数字(n)の後に大文字のアルファベットが続く(例:4Dでデータフォーマット4を設定)
2)単に大文字のアルファベットが続く(例:RでSSCをリセット)
3)大文字のアルファベットの後にスペースが続き、Eで機能を有効にする、またはDで機能を無効にする(例:L Dで改行文字の自動生成を無効にする)
(n) の許容範囲は、各コマンドの説明に記載されています。 有効化または無効化の選択は (E/D) と表記されます。
Enable/Disable コマンドの (E/D) の前にアンダースコア ( ) が付いているのは、単にスペースが必要であることを示すためのものです。
SSC は、コマンドとオプションの最初の文字と数字のみをチェックします。これらの文字はすべて大文字でなければなりません。 記憶を助けるために追加できるその他の文字は、SSC には影響しません。
例えば、E(cho E(nable は E と同じです。SSC は無効なコマンドを無視します。
コマンド文字
通信モードにおける通常のコマンド文字は (CTRL-A) です。 コマンド文字自体をSSC経由で送信するには、 (CTRL-A)(CTRL-A) と連続して2回入力します((RETURN) は不要です)。この特殊なコマンドを使用すると、SSCの動作に影響を与えずに、 また別のコマンド文字に変更してから元に戻すことなく、コマンド文字を送信できます。
コマンド文字を (CTRL-A) から (CTRL-別の文字)(例:(CTRL-W))に変更する場合は、(CTRL-A)(CTRL-W) と入力します。
元に戻すには、(CTRL-W)(CTRL-A) と入力します。どちらのコマンドの後も、(RETURN) は不要です。
制御文字を、、またはに変更しないでください。
通信モードでは、SSCはこれらの文字をリモートデバイスからの特殊な制御コマンドとして解釈します。
コマンド文字 (CTRL-A) は ASCII コード 1 です。BASIC と Pascal でこの文字を生成する方法は次のとおりです。
Integer BASIC: PRINT "*command" *embedded (CTRL-A)
Applesoft BASIC: PRINT CHR$(2): "command"
Pascal: WRITELN (CHR(2),'command');
通信モードコマンド一覧
表3-4は、通信モードで使用されるコマンドの一覧です。 簡潔にするため、本章の残りの部分で詳しく説明する一部のコマンドは省略しています。 アスタリスク(*)が付いているコマンドは、Pascalではサポートされていません。
スイッチ設定を変更するコマンド
このセクションで説明するコマンドは、SSCのスイッチ設定を上書きするか、SSCの関連する動作に影響を与えます。Resetコマンドは、スイッチの選択状態を復元します。
ボーレート-(n)B
このコマンドは、SSC上のスイッチSW1-1~SW1-4の物理設定を上書きします。 例えば、ボーレートを9600に変更するには、(Ctrl+A)14B(Enter)と入力します。
Table 3-5. Baud Rate Selections
データフォーマット-(n>D)
このコマンドを使用すると、スイッチSW2-1およびSW2-2の設定を上書きできます。下の表は、の各値に対応するデータビット数とストップビット数を示しています。
例えば、(CTRL-A)3D(RETURN)と入力すると、SSCは各文字を次の形式で送信します。 スタートビット1つ(常に送信)、データビット5つ、ストップビット1つ。
Table 3-6. Data Format Selections
パリティ(n>P)
表3-6. データフォーマットの選択
このコマンドを使用すると、SSCが送信データを生成する際、および受信データを確認する際に使用するパリティの種類を指定できます。 利用可能なパリティオプションは5つあります。
Table 3-7. Parity Selections
例えば、(CTRL-A)1P(RETURN)と入力すると、SSCが送信を行い、奇数パリティをチェックします。奇数パリティとは、 各文字の最上位ビットが、その文字に既に奇数個の1ビットが存在する場合は1、それ以外の場合は偶数個の1ビットが存在する場合は1となり、合計が常に奇数になることを意味します。これは、データの送信エラーをチェックする簡単な方法ですが、万全ではありません。(付録Fを参照。)
Generate (LF) Out-L_(E/D)
このコマンドを使用すると、SSC は各キャリッジリターン (CR) 文字の後に自動的にラインフィード (LF) 文字を生成して送信します。 これはスイッチ SW2-5 の設定を上書きします。
例えば、(CTRL-A)L E(RETURN) と入力すると、プリンターは編集用のリストや原稿をダブルスペースで出力します。
Mask (Suppress) (LF) In-M_(E/D)
(Ctrl+A)M D(Return)と入力した場合、SSCはキャリッジリターン(CR)文字の直後に続くラインフィード(LF)文字を削除しません。
Reset the SSC-R
(Ctrl+A)R(Return)と入力すると、BASICプログラムにPR#ØとIN#0を送信してからSSCをリセットするのと同じ効果が得られます。このキーボードコマンドは、SSCへの以前のすべてのコマンドをキャンセルし、物理スイッチの設定を元に戻します。
その他のコマンド
このサブセクションで説明するコマンドは、文字とビデオ画面の処理を制御します。3つのコマンドは、(CR)、(LF)、(FF)文字の送信後の時間遅延を制御します。
Translateコマンドは、小文字と大文字の表示を制御します。 2コマンドとFコマンドは、それぞれ制御文字とキーボードで入力された文字を抑制します。
Xコマンドは、XON/XOFFプロトコルの一部として、SSCに文字ストリームのXOFFをチェックさせます。 最後に、(n)Sコマンドは、ビデオ出力を選択されたスロットにルーティングし、Eコマンドは画面上の文字の表示(エコー)を抑制します。
Set Time Delays-(n)C, (n)L, (n)F
プリンタによっては動作が遅く、Apple II に「プリンタビジー」信号やハンドシェイク信号を送信しないものがあります。このようなプリンタがモデム経由で SSC に接続されている場合、次の 3 つの遅延コマンドを使用すると良いでしょう。
(n)C コマンドは、Apple II が改行文字を送信した後、次のグループ (通常は次の行) を送信する前に、指定された時間だけ待機するようにします。これにより、プリントヘッドが印刷を再開する準備が整い、ページの左端に戻るのに十分な時間が確保されます。(n)L コマンドは、改行文字の後にプリンタプラテンが回転して用紙が次の行を受け取る位置に垂直になるようにする時間を与えます。
(n)F コマンドは、用紙送り文字の後にプリンタプレートが用紙を次のページの先頭に移動させる時間を与えます (通常は改行文字よりも長い時間)。
Table 3-8. Time Delay Selections
プリンターのユーザーマニュアルを参照して、プリントヘッドとプラテンの移動にかかる時間を確認してください。プリンターをリモートデバイスとして使用する場合、これらの3つの遅延時間に適切な値を設定する必要があります。重要なのは、プリンター部品が必要な距離を移動するのに十分な時間を確保しつつ、印刷速度が著しく低下するほど時間を長くしすぎないことです。
Translate Lowercase Characters-(n)T
Apple IIのモニターは、入力された小文字をすべて大文字に変換してから、ビデオ画面またはBASICプログラムに送信します。Tコマンドでは、次の4つのオプションが利用可能です。
表3-9. 小文字の表示
制御文字の抑制(Zコマンド)
(Ctrl+A)Z(Enter)と入力すると、SSCはそれ以降の制御文字(およびコマンド)を認識できなくなります。 Zコマンドを発行すると、以降のすべてのコマンドは無視されます。これは、送信データにSSCが制御文字と誤認する可能性のあるビットパターンが含まれている場合に便利です。 Zコマンドを実行した後にコマンド認識を回復するには、SSCをリセットするか、アドレス$5F8+s(SSCがスロットに挿入されている場合)の最上位ビットをクリアする必要があります。
Find Keyboard-F_(E/D)
キーボードのFキーとDキーを同時に押すと、キー入力によるデータ破損を防ぐことができます。 このコマンドを使用すると、プログラムに(Ctrl+A)F Dというコマンドを追加し、その後にデータ取得ルーチンを記述できます。
XOFF Recognition-X_(E/D)
通信モードでは、SSCは接続されたデバイスから送信されるXOFF文字(10進数19、付録D参照)を自動的に認識し、文字の送信を継続します。デバイスからXON文字(10進数17、付録D参照)を受信すると、SSCは送信を再開します。XOFF認識を無効にするには、(Ctrl+A)X D(Enter)を押してください。
Specify Screen Slot-(n)S
このコマンドを使用すると、テキストやリストを表示するデバイスのスロット番号を指定できます。 (通常はスロット番号、つまりApple IIのビデオ画面です。)これにより、SSCを他のカードスロット(例えば80桁表示周辺機器カード)に「連結」できます。 SSCのファームウェアが他のカードのファームウェアに情報を渡すには、他のカードのCs空間内に出力エントリポイントが必要です。 これは、現在入手可能なすべてのApple II用80桁表示カードに当てはまります。 例えば、スロット番号2にSSCが挿入され、リモート端末が接続されており、スロット番号3に80桁表示カードが挿入されているとします。 (CTRL-A)3S(RETURN)と入力すると、リモート端末からのデータがスロット番号3のカードを経由して連結され、Apple IIに80桁形式で表示されます。(Pascalでは使用できません。)
Echo Characters on the Screen-E_(E/D)
Apple IIでは、ほとんどのコンピュータと同様に、ビデオ画面に文字を表示(エコー)する処理は、キーボードから文字を受信する処理とは別のステップで行われます。タイプライターのように、これらを一つのステップとして捉えがちですが、実際には別の処理です。例えば、(CTRL-A)E D(RETURN)と入力しても、SSCは受信した文字をApple IIの画面に転送しません。この仕組みは、端末に入力されたパスワードを隠したり、文字の二重表示を防いだりするのに利用できます。
1)Apple super serial card(SSC)
2)USBシリアル変換ケーブル
3)ADTProというソフト
Windows側で使うソフトはADTPro-2.1.0
これをRS232C USB シリアル変換ケーブル-->
DB9ピン パラレル(D-sub25ピン) DB25アダプタ-->SSC
という順序で接続
この状態でApple II slot2にSSCを入れて電源オン。
]IN#2
]Ctrl+A
APPLE SSC:という表示がでます。
ここで
14Bと入力(これは9600ボーレイトの設定:下記を参照)
そしてWindows側ADTProでserial 設定->MENU->Bootstrapping->ProDOS->Speediboot
これで、windows側には無事に転送できたという表示になるのですが、Apple II側には何ら の反応もありません。本来からClient softが起動するはずなのですが。
ヌルモデムを使って接続する必要がある?-->クロスケーブルをはさんでも結果は同じ。
シリアル変換ケーブルが壊れている?-->別の変換ケーブルを使っても結果は同じ。
SSCが壊れているかと考えてSSCを3台入手しましたが同じ結果でした。ここで止まったままです。
そこで最近流行のAIに尋ねてみました。使っているAIはClaude.ai(Fable5)。
AIの答えはこうでした。
ADTPro公式の配線ページによると、SSCとホストPCの接続はストレートケーブルでもヌルモデムケーブルでもよいが、ジャンパーブロックがその切り替えを担う。ストレート接続ならブロックの矢印を下向き「Terminal」に、ヌルモデム接続なら上向き「Modem」に設定する必要があります。
え?そんなページがあったのか、という驚きでした。
考えてみると、ジャンパーブロックは上向きでないといけないと思い込んでいたのです。確かにMODEMモードでは上向きにという表現がどこかにあったはずです。
そういう次第で入手したSSCのジャンパーブロックはすべて上向きにしていたのです。
で、ジャンパーブロックを下向きにしたら、Apple IIのモニター画面に文字が流れて、しばらくするとADTProのクライアントプログラムが立ち上がりました。 ただ、DOS3.3を立ち上げているとうまくいかないですね。なのでDISK IIにはDOS3.3フロッピーディスクを入れずに、いったんCtrl+ResetしてからIN#2としたらいいですね。
============================================================
さて、ここからはApple IIgs(ROM3)でADTProを使う設定です。IIgsにはシリアルポートとしてモデムポート(slot2),プリンターポート(slot1)の二つがありますが、さてどちらを使った方がいいでしょう?
まずWindowsとIIgsの接続にはUSBシリアル変換ケーブル===>ヌルモデム(シリアル・クロスケーブル)===>IIgsとします。 Windows10==>USB Serial Convert Cable==>Null MODEM==>Apple printer cable==>IIgsと接続しています。複雑だわ。
上記のようにモデムポート(slot2)を使ってみました。IIgsの設定の方ですが、adtpro.comの解説にはESC+Ctrl+Left_Appleを押さえてコントロールパネルを開いてモデムポートの設定をデフォールト設定にして使いなさいと書かれている。それにしても、デフォールトの速度設定が1200ボーではいくら何でも遅すぎるので、ここを9600ボーに設定。
IIgsを起動してCtrl+ResetしてIN#2と入力し、Windows10のADTProを起動し、
ADTPro==>Bootstrapping==>Speediboot
で転送開始。その結果ですが、IIgsモニター画面に転送されたデータが表示されるのですが、途中で止まってしまいます。
転送プロトコールを工夫してもダメです。ひょっとしてモデムポートでは無くプリンターポートを使うのかな?と考えて、そちらを使ってみました。コントロールパネルを開いてプリンターポートの設定をデフォールトにしてみました。IIgsから、IN#1と入力した後、Windows10のADTProからspeedibootを転送開始。Apple IIe+Super Serial Cardの転送で見たようなデータがIIgsモニター画面を流れてゆきます。やった!と思ったのですが、次のような表示で止まりました。
FOUND SLOT 8
LOADING MLI
SLOT8というのは聞いたことも無いので調べてみるとモデムポートの事らしい。ということは、プリンターポートを使っていては駄目だということらしい。でも先ほどモデムポートを使って駄目だったのだがと、じっくりプリンターポートの設定と比べてみた。すると、一つだけ違いがあった。それは
ADD LF after CR: Yes
となっていた事。
モデムポート設定をこのようにすればいいらしい。
Apple IIgsにはA9M0106という3.5インチフロッピーディスクドライブが対応している。そこでADTProで2mgファイルを転送して800Kフロッピーディスクに書き込みしてみました。これは問題なく可能でした。ただ一つ注意点があるとすれば、3.5インチドライブにフロッピーディスクを入れてないとADTProには認識されないという事です。 =================================================================================
SSCのマニュアル
SSCの通信モードへの準備
ジャンパーブロックとスイッチSW1-5およびSW1-6が正しく配置されている場合、SSCは通信モードで動作する準備が整います。
ジャンパーブロックの三角形が「MODEM」の文字の方を向いている場合は、ブロックを取り外し(必要に応じてICエクストラクタを使用)、三角形が「MODEM」の方を向くように再度挿入してください(図3-1)。
先の尖ったものを使用して、スイッチSW1-5とSW1-6の両方をONに設定してください(図3-1参照)。
これにより、SSCは通信モードになります。
通信モードコマンド
このセクションで説明するコマンドは、コンピュータプログラムに組み込むことで実行できます。 BASICまたはDOS環境では、Apple(またはリモート端末)のキーボードから直接入力することもできます。
BASICプログラムでは、制御文字とコマンドをPRINT文に記述します。
Pascalプログラムでは、コマンドをWRITE文またはWRITELN文に組み込みます。
これらのコマンドをキーボードで入力してSSCに反映させるには、まずIN#sコマンド(SSCをスロットに挿入した状態)を実行する必要があります。次にコマンド文字(通常は(CTRL-A)、下記参照)を入力すると、ディスプレイ画面に「APPLE SSC:」というプロンプトが表示されます。(RETURN)までの文字は、SSCコマンドとして解釈されます。
(RETURN)を押す前に左矢印キーを押すと、コマンドがキャンセルされ、「APPLE SSC:」プロンプトが再び表示されます。
これらのコマンドの多くは、SSCの物理スイッチ設定を上書きします。そのため、Apple IIのケースを開けてSSCスイッチ設定を手動で変更する必要はありません。値を物理スイッチ設定に戻すには、Apple IIを再起動またはリセットするか、後述のリセットコマンドを入力してください。
コマンド形式
すべてのコマンドは、通信モードコマンド文字(通常は(CTRL-A)、下記参照)で始まり、(RETURN)で終わります。 (CTRL-A)という表記は、「Ctrlキーを押しながらAキーを押す」という意味です。コマンド形式には3種類あります。
1)数字(n)の後に大文字のアルファベットが続く(例:4Dでデータフォーマット4を設定)
2)単に大文字のアルファベットが続く(例:RでSSCをリセット)
3)大文字のアルファベットの後にスペースが続き、Eで機能を有効にする、またはDで機能を無効にする(例:L Dで改行文字の自動生成を無効にする)
(n) の許容範囲は、各コマンドの説明に記載されています。 有効化または無効化の選択は (E/D) と表記されます。
Enable/Disable コマンドの (E/D) の前にアンダースコア ( ) が付いているのは、単にスペースが必要であることを示すためのものです。
SSC は、コマンドとオプションの最初の文字と数字のみをチェックします。これらの文字はすべて大文字でなければなりません。 記憶を助けるために追加できるその他の文字は、SSC には影響しません。
例えば、E(cho E(nable は E と同じです。SSC は無効なコマンドを無視します。
コマンド文字
通信モードにおける通常のコマンド文字は (CTRL-A) です。 コマンド文字自体をSSC経由で送信するには、 (CTRL-A)(CTRL-A) と連続して2回入力します((RETURN) は不要です)。この特殊なコマンドを使用すると、SSCの動作に影響を与えずに、 また別のコマンド文字に変更してから元に戻すことなく、コマンド文字を送信できます。
コマンド文字を (CTRL-A) から (CTRL-別の文字)(例:(CTRL-W))に変更する場合は、(CTRL-A)(CTRL-W) と入力します。
元に戻すには、(CTRL-W)(CTRL-A) と入力します。どちらのコマンドの後も、(RETURN) は不要です。
制御文字を
コマンド文字 (CTRL-A) は ASCII コード 1 です。BASIC と Pascal でこの文字を生成する方法は次のとおりです。
Integer BASIC: PRINT "*command" *embedded (CTRL-A)
Applesoft BASIC: PRINT CHR$(2): "command"
Pascal: WRITELN (CHR(2),'command');
通信モードコマンド一覧
表3-4は、通信モードで使用されるコマンドの一覧です。 簡潔にするため、本章の残りの部分で詳しく説明する一部のコマンドは省略しています。 アスタリスク(*)が付いているコマンドは、Pascalではサポートされていません。
スイッチ設定を変更するコマンド
このセクションで説明するコマンドは、SSCのスイッチ設定を上書きするか、SSCの関連する動作に影響を与えます。Resetコマンドは、スイッチの選択状態を復元します。
ボーレート-(n)B
このコマンドは、SSC上のスイッチSW1-1~SW1-4の物理設定を上書きします。 例えば、ボーレートを9600に変更するには、(Ctrl+A)14B(Enter)と入力します。
| (n)= | SSC Baud Rate |
|---|---|
| 0 | use SW1-1 to SW1-4 |
| 1 | 50 |
| 2 | 75 |
| 6 | 300 |
| 8 | 1200 |
| 14 | 9600 |
| 15 | 19200 |
データフォーマット-(n>D)
このコマンドを使用すると、スイッチSW2-1およびSW2-2の設定を上書きできます。下の表は、
例えば、(CTRL-A)3D(RETURN)と入力すると、SSCは各文字を次の形式で送信します。 スタートビット1つ(常に送信)、データビット5つ、ストップビット1つ。
| (n)= | Data Bits | Stop Bits |
|---|---|---|
| 0 | 8 | 1 |
| 1 | 7 | 1 |
| 2 | 6 | 1 |
| 3 | 5 | 1 |
| 4 | 8 | 2 (1 with (n)P options 4 through 7) |
| 5 | 7 | 2 |
| 6 | 6 | 2 |
| 7 | 5 | 2 (1-1/2 with |
パリティ(n>P)
表3-6. データフォーマットの選択
このコマンドを使用すると、SSCが送信データを生成する際、および受信データを確認する際に使用するパリティの種類を指定できます。 利用可能なパリティオプションは5つあります。
| (n)= | Parity to Use |
|---|---|
| 0, 2, 4 or 6 | none |
| 1 | odd parity (odd number of l's) |
| 3 | even parity (even number of l's) |
| 5 | MARK parity (parity bit always 1) |
| 7 | SPACE parity (parity bit always ) |
例えば、(CTRL-A)1P(RETURN)と入力すると、SSCが送信を行い、奇数パリティをチェックします。奇数パリティとは、 各文字の最上位ビットが、その文字に既に奇数個の1ビットが存在する場合は1、それ以外の場合は偶数個の1ビットが存在する場合は1となり、合計が常に奇数になることを意味します。これは、データの送信エラーをチェックする簡単な方法ですが、万全ではありません。(付録Fを参照。)
Generate (LF) Out-L_(E/D)
このコマンドを使用すると、SSC は各キャリッジリターン (CR) 文字の後に自動的にラインフィード (LF) 文字を生成して送信します。 これはスイッチ SW2-5 の設定を上書きします。
例えば、(CTRL-A)L E(RETURN) と入力すると、プリンターは編集用のリストや原稿をダブルスペースで出力します。
Mask (Suppress) (LF) In-M_(E/D)
(Ctrl+A)M D(Return)と入力した場合、SSCはキャリッジリターン(CR)文字の直後に続くラインフィード(LF)文字を削除しません。
Reset the SSC-R
(Ctrl+A)R(Return)と入力すると、BASICプログラムにPR#ØとIN#0を送信してからSSCをリセットするのと同じ効果が得られます。このキーボードコマンドは、SSCへの以前のすべてのコマンドをキャンセルし、物理スイッチの設定を元に戻します。
その他のコマンド
このサブセクションで説明するコマンドは、文字とビデオ画面の処理を制御します。3つのコマンドは、(CR)、(LF)、(FF)文字の送信後の時間遅延を制御します。
Translateコマンドは、小文字と大文字の表示を制御します。 2コマンドとFコマンドは、それぞれ制御文字とキーボードで入力された文字を抑制します。
Xコマンドは、XON/XOFFプロトコルの一部として、SSCに文字ストリームのXOFFをチェックさせます。 最後に、(n)Sコマンドは、ビデオ出力を選択されたスロットにルーティングし、Eコマンドは画面上の文字の表示(エコー)を抑制します。
Set Time Delays-(n)C, (n)L, (n)F
プリンタによっては動作が遅く、Apple II に「プリンタビジー」信号やハンドシェイク信号を送信しないものがあります。このようなプリンタがモデム経由で SSC に接続されている場合、次の 3 つの遅延コマンドを使用すると良いでしょう。
(n)C コマンドは、Apple II が改行文字を送信した後、次のグループ (通常は次の行) を送信する前に、指定された時間だけ待機するようにします。これにより、プリントヘッドが印刷を再開する準備が整い、ページの左端に戻るのに十分な時間が確保されます。(n)L コマンドは、改行文字の後にプリンタプラテンが回転して用紙が次の行を受け取る位置に垂直になるようにする時間を与えます。
(n)F コマンドは、用紙送り文字の後にプリンタプレートが用紙を次のページの先頭に移動させる時間を与えます (通常は改行文字よりも長い時間)。
| (n)= | Time Delay |
|---|---|
| 0 | none |
| 1 | 32 milliseconds |
| 2 | 250 milliseconds (1/4 second) |
| 3 | 2 seconds |
プリンターのユーザーマニュアルを参照して、プリントヘッドとプラテンの移動にかかる時間を確認してください。プリンターをリモートデバイスとして使用する場合、これらの3つの遅延時間に適切な値を設定する必要があります。重要なのは、プリンター部品が必要な距離を移動するのに十分な時間を確保しつつ、印刷速度が著しく低下するほど時間を長くしすぎないことです。
Translate Lowercase Characters-(n)T
Apple IIのモニターは、入力された小文字をすべて大文字に変換してから、ビデオ画面またはBASICプログラムに送信します。
| (n)= | 小文字の扱い方 |
|---|---|
| 0 | BASICプログラムやビデオ画面に渡す前に、すべての小文字を大文字に変換します。これは、Apple IIのモニターが小文字に対して行う処理と同じです。 |
| 1 | すべての小文字をそのまま渡します。Apple IIの画面上での小文字の表示は未定義です(意味不明な文字になります)。 |
| 2 | 小文字を大文字反転文字として表示します。(つまり、白地に黒文字として表示します)。 |
| 3 | 小文字をそのままプログラムに渡しますが、小文字は大文字に、大文字は大文字反転文字として表示します。(つまり、白地に黒文字として表示します)。 |
制御文字の抑制(Zコマンド)
(Ctrl+A)Z(Enter)と入力すると、SSCはそれ以降の制御文字(およびコマンド)を認識できなくなります。 Zコマンドを発行すると、以降のすべてのコマンドは無視されます。これは、送信データにSSCが制御文字と誤認する可能性のあるビットパターンが含まれている場合に便利です。 Zコマンドを実行した後にコマンド認識を回復するには、SSCをリセットするか、アドレス$5F8+s(SSCがスロットに挿入されている場合)の最上位ビットをクリアする必要があります。
Find Keyboard-F_(E/D)
キーボードのFキーとDキーを同時に押すと、キー入力によるデータ破損を防ぐことができます。 このコマンドを使用すると、プログラムに(Ctrl+A)F Dというコマンドを追加し、その後にデータ取得ルーチンを記述できます。
XOFF Recognition-X_(E/D)
通信モードでは、SSCは接続されたデバイスから送信されるXOFF文字(10進数19、付録D参照)を自動的に認識し、文字の送信を継続します。デバイスからXON文字(10進数17、付録D参照)を受信すると、SSCは送信を再開します。XOFF認識を無効にするには、(Ctrl+A)X D(Enter)を押してください。
Specify Screen Slot-(n)S
このコマンドを使用すると、テキストやリストを表示するデバイスのスロット番号を指定できます。 (通常はスロット番号、つまりApple IIのビデオ画面です。)これにより、SSCを他のカードスロット(例えば80桁表示周辺機器カード)に「連結」できます。 SSCのファームウェアが他のカードのファームウェアに情報を渡すには、他のカードのCs空間内に出力エントリポイントが必要です。 これは、現在入手可能なすべてのApple II用80桁表示カードに当てはまります。 例えば、スロット番号2にSSCが挿入され、リモート端末が接続されており、スロット番号3に80桁表示カードが挿入されているとします。 (CTRL-A)3S(RETURN)と入力すると、リモート端末からのデータがスロット番号3のカードを経由して連結され、Apple IIに80桁形式で表示されます。(Pascalでは使用できません。)
Echo Characters on the Screen-E_(E/D)
Apple IIでは、ほとんどのコンピュータと同様に、ビデオ画面に文字を表示(エコー)する処理は、キーボードから文字を受信する処理とは別のステップで行われます。タイプライターのように、これらを一つのステップとして捉えがちですが、実際には別の処理です。例えば、(CTRL-A)E D(RETURN)と入力しても、SSCは受信した文字をApple IIの画面に転送しません。この仕組みは、端末に入力されたパスワードを隠したり、文字の二重表示を防いだりするのに利用できます。
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