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2009年2月17日火曜日

最上稲荷の奥の院(1)

そもそもの始まりは、一枚の古ぼけた絵葉書を手に入れた事でした。
 
2月16日午後1時から矢吹紫帆さんのコンサートがあるというので出かけました。場所は何と!お寺の本堂です。つい24時間前まで、そんなコンサートの存在さえ知りませんでしたし、出かける時間的な余裕も無かったのですけれど、偶然にもそれができてしまいました。
身近で話する機会ができたのは久しぶりだったんですが、根が小心者なので、、、。高二の夏だったか、前島で撮った写真を思い出しましたよ。あの夏は今思い返しても本当に暑かった。あの企画は誰が何のために立てたのか、時々想像してみるのです。ああ、、、妄想に耽ってますねオイラ。

仕事の時間があったので途中までしか聴く事ができませんでしたけれど、このようなライブを聴く機会が無い身にとっては楽しい時間が過ごせました。

その前日、
かつて一度も行った事が無い最上稲荷の奥の院へ登っていました。面白半分からです。最上稲荷から奥の院へ登るには、旧本殿の左側にある石段からスタートします。すこし山道を歩くと奥の院まで十二丁という案内がありました(一丁がおよそ百メートルですから千二百メートルになります)。

やがて運動不足の身を思い知らされました。何度も息切れし、その度に休みながら歩きましたが、最後には目の前が真っ白になって倒れそうになりました。

やっと登り終えて山頂の本堂の前で息をきらせながら風景を見渡していると掲示板に見たような名前があるのが目に止まりました。それがコンサートの案内でした。

でも、それはウィークデイの午後でしたのでコンサートに出かける時間的な余裕は無いな、と思っていました。けれど当日になって急に時間が取れたので出かけてみたのです。

それにしても、コンサートの楽器を担いであの山道を登るとは思えないので、よくよく調べてみたら、山の裏側にちゃんと自動車道がありました。だから、簡単に出かける事ができたのです。

その一日前の事です。

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