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2009年2月21日土曜日

最上稲荷の奥の院(3)

奥の院までの道すがらには大きな岩があって、それが磐座(いわくら)になっていました。磐座は神様が天から下りてきて、そこに居る場所なので、なんとなく憚られ、写真は撮りませんでした。
矢吹紫帆さんがいっていた「観音様に会いに熊野へ」というのは私の感覚では九州大分県の国東半島になってしまいます。青の洞門もよいのですが、あそこは巨石がゴロゴロと転がっていて「どこでも磐座」という雰囲気とともに至る所に磨崖仏や石仏があります。

備中で比較的有名な磐座は吉備津神社の裏山にあるものでしょう。宮内庁の管理区域にあるので立ち入る事ができませんけれど。記憶が定かで無いのですが、巨大な前方後円墳の円墳部に幾つかあったのではないかな。
さて、息をきらせながら登った奥の院のある龍王山ですが、帰りは膝がガクガクになってしまい、三日間はふくらはぎの痛みに悩まされました。

龍王といえば、岡山には龍王山がやたらにあります。岡山ってそんなに日照りに悩まされていましたっけ?龍は水神様ですから雨を降らせる神様になっているなのです。奥の院の龍王山は八大龍王なので、旱魃には大変に御利益がありそうです。

翌日の月曜日は矢吹紫帆さんのコンサートの事は忘れていたのですが、急に高熱を出した病人が発生してお昼の時間が突然ぽっかりと空いてしまいました。それで、ふと思いついて出かけてみる事にしたのでした。

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